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パナシ

115,身近な毒物

安全・安心な都会で生活していると、身の周りの毒物に無頓着でいてもあまり心配が有りません。
ですが、その都会でも身近な毒物を知らずに食べてしまったという例も結構あります。知っていれば避けられます。子ども達にも是非知らせたいですね。
 何年か前に、「八百屋さんでニラを買ったら、その中にスイセンが混じっていて、それを食べてしまった人が中毒を起こした。」という記事が有りました。
スイセンですよ
 ニラとスイセンはよく似ています。また、「八百屋さんが毒物を売るわけがない。」と頭から信じ切っていますし…。
 厚生労働省によると、「スイセンによる食中毒は2008~17年の10年間に47件発生し、1人死亡している。スイセンを誤って口にしてしまうと、食後30分以内で吐き気や嘔吐(おうと)、頭痛などの症状が表れる。」とあります。
 他にも、知人から譲り受けたニラを調理して食べた女性が、直後に嘔吐した例。また庭で栽培したニラを食べた親子が食中毒の症状を訴えた例。これは近くに植えたスイセンを誤って採取したとみられます。
 また、こんな例も、台所に置いてあったスイセンを、家人がニラと間違えて調理したケース。台所にあればニラと思ってしまいますが…。スイセンとニラは、身近にある分、些細なことから取り違えが起きやすく、日ごろから注意が必要ですね。
 他に身近にある毒物を調べてみると、ジャガイモの芽、梅雨明け前の、まだ熟していないウメやスモモ、サクランボ、モモの実など青酸性の毒物を有しています。熟すれば美味しい果実ですが青いうちは危険です。
 その他にもヨウシュヤマゴボウ(色遊びに子ども達がよく使うことあり)、キョウチクトウ(夾竹桃)。バーベキューで肉に近くにあったキョウチクトウの枝を刺し、それを食べた人が中毒を起こした例も有ります。
 キョウチクトウ(夾竹桃)は、公害に強く、公園や学校の敷地内でもよく見かける植物です。子どもは何でも口にしますから、知らないと危険ですね。
夾竹桃
 また、トマトは大好きな方も多いと思いますが、トマトのようなナス科植物の葉っぱには、「グリコアルカロイド(glycoalkaloid)」という毒性物質が含まれています。
この毒から、下痢・嘔吐・食欲減退・意識障害・錯乱・悪寒・めまい・腹痛・頭痛・極度の疲労感などの胃のむかつきや激しいけいれんなどの症状を引き起こすとされています。
 ですので葉や茎はしっかりと取り除いて食べましょう。
 アジサイについても、葉を食べた事による食中毒が発生しているといいます。料理の飾り用として使えそうな感じがしますが、絶対にダメだそうです。
厚生労働省もアジサイの葉を食用としないように注意喚起するとともに、食品の飾り用に流通しないよう業者に通達を出していると聞きました。
植物以外にも、食器洗いや洗濯に使う洗剤、ボタン電池、シャンプー、消毒液など、子どもや高齢者が誤って飲み死亡する例も有ります。
 夏は虫たちとの戦いです。野外での作業に半袖、半ズボンは禁物。草刈りの時、半袖で作業し、に刺されること多数…
 おまけにチャドクガの被害にあい、蕁麻疹のようにただれた腕。
痒いの痒くないのって、拷問に近いものがあります。
薬を塗っても、一週間ぐらいかかって、ようやく収まるのですから、たまったもんじゃないですね。
チャドクガにやられ、体半分ほど蕁麻疹のような状態の母親が乳児に、何とか乳を飲ませましたが、その結果、2日後にその乳児は亡くなったと身近な人から聞きました。毛虫の怖さは軽くは扱えないですね。
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チャドクガにやられた4日目の腕。かゆーい!カユーイ!痒い!
奇麗なイヌサフラン、でも毒があるんだって!

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作成者: パナシ

雑学大好き、何でもやりっぱなしが多い。

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