以前も書いたように思いますが、どこで書いたか記憶が定かでないので、付き合ってください。
漢字は、とても面白いと思います。覚えるのは大変でも、一度覚えてしまえば、字がぱっと眼に飛び込んだ瞬間には、もう音も意味も理解できています。アルファベットや平仮名・カタカナは、覚えるのは簡単ですが、一文字ずつ確認していかないと意味が判明出来ません。
例えば、「STOP」や「とまれ」や「トマレ」よりは、「止」の方が分かり易い。「STOP」は「STEP」かも知れませんし…。
また、別の見方をすると、これからも進み続ける情報化社会の中で一文字で意味を伝えられる漢字の需要は、益々高まってくるのではないかと思います。
まったく話は、逸れますが、
子供の頃にアルファベットや平仮名で文字を覚える脳と、意味、形、読み方を同時にしかも数多くの字を覚えなければならない脳では、記憶と認知能力に少なからず差が出てくるように思います。
人の話をメモするときに、私達日本人は、比較的速く書けるカタカナを使ってその場をしのぎます。
中国の人に訊いたら漢字でメモするという人が多かったです。特に台湾や香港では、簡体字ではなく繁体字なので大変だと思うのですが 例:繁体字(變)簡体字(変)。私達の脳より幼少期にメモリーの容量が大きく作られているのかも知れません。
また、一方で、こんな話もあります。友達が研究のため3年間アメリカで過ごすことになり家族でアメリカに渡りました。
連れて行った小学生の子どもたちは、現地校に入れました。
友達が子ども達から聞いた様子では、アメリカの子供たちは算数などは苦手、だが音楽や美術、体育などの表現力や発想力が非常に優れている。とのこと。
子どもの教育にとって、幼少の頃ある程度詰め込み式にやるのと緩やかにいろいろなことを体験させるのとどちらが良いのか考えてしまった。という話を聞きました。
また、漢字そのものも興味深いものがあります。
私も子供の頃は、漢字も単なる記号として丸暗記してきたものです。ところが漢字を分解して見るようになると、「なるほど」と思う事がよくあります。
今、口の中にある→含 山の石だから大きく堅い→岩
植物で早く出てくるものを草 葉の化けたものを花
薄くてひらひらしたものを葉 虫でひらひらしたものを蝶
魚でひらひらしたものを鰈 月と太陽が一緒になると明るい
明日は雨と人々が云うのが雲 大きい羊は美しい→美
牛の角を刀でばらす(解)
専門家は、軽々しくしゃべらないので口が無く。訪問は、話しに行くから口が入っている。
鏡は、姿・形は写すけれど心は写さないから点がない。
侍→寺を守る人 持つ→寺に持って行く様子 痔→坊さんの病
聴く→耳+目と心で聴く 寺の竹は等しい 愛は心で受ける
カラスは白くないから烏 山を崩すには双月かかる などなど、覚え方も色々ありますが、単なる記号で覚えるよりはスッと頭に入りますね。
また、漢字は、大まかな分類さえしています。虫偏が付けば概ね虫の仲間 手偏が付けば 三水が付けば…人偏が付けば… 月偏が付けば… 金偏が付けば…貝が入っていれば… 美が入っていば…。
※漢字は3000年前の先人からのメッセージ、大事に引き継いでいきたいですね。
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