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最近、自分の中で面白い発見をしました。
「幸」という字です。以前も出しましたが、上から分解すると「+-=-+」(プラス、マイナス、イコール、マイナス、プラス)つまりは人生どう生きようと皆同じ、良いときがあれば辛いときもあり、逆に辛いときがあれば良いときもやってくる。ということだと勝手に解釈しています。
今回は違う見方をしてみました。
皆さんは東西南北どの方角が好きですか?
「幸」という字をよく見てください。横の長い棒の両端から下に線を下ろしてください。どうですか?この漢字は「南」です。
このことを日本にいる中国の人に聞いたら、中国では、南は吉の方向、北は凶の方向とされているそうです。万里の長城も北の敵に対する防護壁ですし…。
ですので「幸せは南にある。でも防護壁があってなかなか手にすることが出来ない。」そこで難と同じ読み「ナン」にしたとか。
中国では、西洋で磁石が発見される前から磁石が存在し、それで作った磁針は必ず南を指すことを知っていたそうです。
その当時、戦いの時になるとこの磁針を取り付けた指南車なるもので敵の位置を確認しながら進んだといわれています。
現在では、「磁針は北を指す。」ですが、中国では「磁針は吉の方角、南を指す」とされてきました。
日本でも剣術の指南役という言葉や「ちょっと指南してくれませんか?」「書の指南書」など、この言葉は今でも使われていますね。
ですので、「南」の字の縦の防護壁2本を「努力」や「出会い」、「運」などで取ってしまうとあなたなりの「幸」が出てきそうですね。
植物でナンテンがありますが、漢字で書くと「南天」。燃えるような赤い実や葉には防腐効果があり、「難転」と読みが同じで、古来、日本でも中国でも縁起が良いとされてきました。やはり、南の字を使っていますね。
中国では「南天燭」や「南天竹」と呼ばれています。
英語では「heavenly bamboo」(天のような素晴らしい竹科の植物) または 「sacred bamboo」(神聖な竹科の植物)
花言葉もいいですね。「幸せ・私の愛は増すばかり・良き家庭」
※南天の葉を添えて防腐している弁当もありますが、葉は決して食べないようにしてください。毒があるそうです。
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