カテゴリー
パナシ

160,なぜ戦う


こんな夢を見ました。

ある小学校のある教室で休み時間に、先生と子ども達がこんな話をしていました。

「先生!聞いていいですか?」

「良いよ。なに?」友広君が突然言いました。

「アフガニスタンやアフリカなどでよく戦争が起きているけど、どうしてですか?」

「ちょっと難しい話になるけど、簡単に話すね。」みんなも興味があったようで「うん」と友広君以外も答えました。

「対立している双方にもそれぞれ言い分があってね、それをそれぞれが無理やり通そうとして、武力を使っているからだよ。」

「じゃんけんで決めればいいのに。」誰かが言いました。

「そんな簡単な訳には行かないよ。ある意味で大きな国の代理戦争みたいなものだとも言われているよ。」

「なにそれ?」

「対立する双方に大国が武器等をそれぞれに売り込んだり与えたりしているんだよ、自分の国が応援している方を勝たせようとしてね。応援している方が勝てば大国の勢力も利益も広がるからね。」

「そんなのずるいよ。」

「そこが難しいとこなんだよ。」

「じゃあ一番儲けるいるのは、大国の武器を作って売っている人たちじゃないですか?」

「その通りだ。武器製造会社や関連会社はどこかで争いがないと商品がはけないから、言い方は悪いけど、争いがあった方がむしろ良いと思っているんだよ。

テロも怖いけど、結局は、武器製造会社が売った武器等が使われているから変な話だよなあ。」

「そうなんだ。」

「そのテロを撲滅するために、また、沢山の兵器を使って抑えようとする。武器製造会社や関連会社はまた儲かるというんだ。

そのお金が政治家をも動かしているという人もいるんだよ。」

「日本にもそういう会社はあるの?」

「ああ、日本にも武器製造会社はあるよ。海外に輸出もしているよ。」

「そうなんだ。どんな気持ちで作っているんだろうね。」

「正義のために作っていると考えているかもしれないよ。或いは、武器を作っているなんて全く知らないのかもしれないよ。」

「偉い政治家たちは世界平和をと言っているのに、なんかすっきりしないよ、先生。」

「みんな『刀狩り』って知ってる?…

「なんとなく。」

「世界中で約束して、どの国も武器や大量殺人兵器を持たなくなれば大きな悲惨な戦争は起こらないのは分かるかい?」

「うん」

「でもね、そこが難しい所なんだけど、もし、武器や兵器、身近なものだったら刀や槍すら無かったら、石を投げるか棒で叩くか殴り合うかくらいだね。」

「うん」

「大昔から使う武器は無くてもあっても人が争うことは変わってないんだよ。

気に入らない奴、言うことを聞かない奴はやっつけたい。やられた方はやり返したい。…

争う気持ちがある以上、世界中一斉に『刀狩り』をして、武器製造会社をなくしても無理なことなんだよ。

悲しいけれど戦いは無くならないなあ。」

「なんとなく分かるよ、先生」

「人間は知恵を持っていて賢いようだけど、それで科学を進歩させても、それを応用して兵器を作り、必ず争いには使うからね。それで人類は絶滅しちゃうんじゃないのかなあ。」

「えっ?恐い。」

「日本には原子力発電所だってあるだろう?アメリカ、フランスに次いで世界第三位で42箇所も持っているんだよ。

だから、そこを狙われたらミサイが撃ち込まれたどころの騒ぎではないんだよ。

津波で起きた福島の原発事故だって10年以上経っているけどまだ解決してないし、原発は廃炉にしてもその後の処理が大変なんだよ。」

「えっ?そうなんだ?」

「核搭載ミサイルを迎撃するといったって日本海や日本上空で撃墜し爆発させたら大変なことになるよ。

放射能汚染もすごいだろうし。そういう意味で、日本は大きな原子力爆弾の上で生活しているようなものだからね。」

「そうなんだ。恐い話だね。」

「だから先生は、地震があるたびに原発事故が気になるんだよ。簡単に言ったけど、現実はもっと複雑なんだよ。お家の人にも聞いてみな。」

「はーい」

「包丁やボールペンだって使い方次第では武器になるからね。」

「うん」

「あっ、ちょうどチャイムが鳴ったよ。次は、算数かな?」

ニコライ二世

※ニコライ二世の教訓
 最後のロシア皇帝ニコライ二世(1868-1918)は戦争の悲惨さを憂い、1899年に万国平和軍縮会議をオランダのハーグで開催し、各国同意のもと、海戦の被害の制限、窒素ガスの使用禁止、気球からの爆弾投下の禁止を宣言した。

だが、10年もたたないうちに飛行機から爆弾投下が…技術の進歩に歯止めができない状況(気球では落とさないけれど、飛行機からなら同意されていない…)

 今、AI兵器がどんどん進化しているが、「AI兵器とは何か」の定義さえ話し合われていないのが現状であるという。

厚生労働省承認/眼科用医療機器【視力回復装置 超音波治療器「アイパワー」】

セブンネットショッピング


カテゴリー
パナシ

159,日雇いの母の仕送り

 本棚を片付けていたら、11年位前の新聞記事を見つけ、読んでみるとまた涙が出てきました。

日雇いの仕送りに支えられて

 小柄な母に、ゴールへ飛び込む息子の姿は見えなかった。スタンドの一番後ろの席だった。スタートの合図と同時に、目の前の大観衆が一斉に立ち上がった。三十数秒後、万歳をする手で視界がいっぱいになった。「ああ、勝ったんだ」と思った。
 清水津江子さん(59)はこの日、金メダリストの母になった。夫の均さんが九年間の闘病の末に亡くなったのは七年前だ。四人のきょうだいの末っ子の清水選手は、まだ高校生だった。
 津江子さんに泣いている暇はない。建設現場の作業員として働き始めた。汚水管の中に入って継ぎ目をふさぐ。
大型の金づちでコンクリートを砕く。免許を取り、大型ローラーで地固めもした。小柄な体にはきつかった。
 最初は勝手がわからず、現場の監督によくしかられた。「でもね、外で働く方がお金になるんですよ。冬は雪で仕事がないから、息子の試合の応援に行けるし……」
 生活は苦しかった。清水選手はスケートのおかげで高校、大学と授業料は免除された。
でも、試合に出るための遠征費の半分は、自分で負担しなければならない。大学二年のとき、費用が足りず、ワールドカップを三戦、欠場した。
「長男も娘たちも、みんな必死で働いて息子に仕送りしたんですが……。私がふがいなかった」
 いま、清水選手は海外遠征にいくたびに、「かあちゃん、みやげ持ってきたぞ」とスカーフや時計やブローチを買ってくる。
「日雇い仕事をしていた私には、エメルスだかエルメスだかの高級ブランドなんてもったいない」と、たんすの肥やしになっている。
 津江子さんは、「スケートは夫の形見なんです」という。壮絶な父子だった。
足が少し不自由だった均さんは、三歳でスケート靴をはいた息子に、五輪の夢を託した。
 友達と遊びに行こうとすると、「三十分で戻って来い」と命じ、毎日リンクへ通わせた。転ぶとどなり、言った通りに滑らないと殴った。
 ガンの宣告を受けたとき、清水選手は、まだ小学校二年生だった。
「死」の実感がわかない息子に、「スケート靴は命の次に大切だ。お父さんがいなくなっても、一人で刃を研げるようにならなきゃだめだよ」と話すのを見て、津江子さんは涙が止まらなかった。
 入院しても、息子が見舞いに来ると知ると、いすにきちんと座り、「強い父」を装った。
そして、「ここへ来る暇があったら練習しろ」としかった。
 均さんの通夜を終えた深夜、清水選手は突然、トレーニングウエアに着替えた。二月の寒い夜だった。
「今日も走るの」と驚く母に「おやじなら『走れ』と言うに決まっている」と言って、泣きながら飛び出していった。
 母は涙もろい、と清水選手は言う。
 その通り、スタート前からずっと、白いハンカチで目を押さえていた。コートのポケットに、夫、均さんの遺影を忍ばせていた。
 ゴール後ピンクの小さな額縁に入った写真を、そのハンカチでそっとくるんだ。
 「夫もびっくりするでしょう。特別な思い入れのあったスケートと息子ですから」
 日の丸を振ってウイニングランをする清水選手が母を見つけ、にっこり笑った。そして、手で目を覆った。
 それを見た母は、今度は声をあげて泣き始めた。 
 五輪の前、津江子さんは、息子の太ももに触った。「そしたら、すごく硬いんですよ。この足で滑るんだなあって、何か感動してしまいました」
 母にもらったその足で、小さな息子(161cm)は勝った。
 息子、清水宏保(ひろやす)23歳長野オリンピックスピードスケート金メダリスト(平成12年 朝日新聞)

ネットから簡単に注文できる宅配クリーニング【クリーニングモンスター】

◆スマイルゼミ◆中学生向け通信教育

カテゴリー
パナシ

158,漢字には丸がない


 「お父さん!なぜ漢字には、丸がないの?」

「えっ?あるだろう『丸』という漢字が…」

「違うよ。そうじゃなくて、丸い形の字のことだよ。」

「そうかなあ? ちょっと新聞見せて」…

「本当だね。 どうしてだろうね?」

「でしょう。丸の漢字がないでしょう?」…

「アッ、と分かったぞ!」

「どういうこと?教えて!」

「うん、昔の中国の人たちは筆で字を書いていただろう?」

「それは分かるけど…」

「だからじゃないの?」

「えっどうして?」

「お父さんもはっきりした理由は分からないけど、筆で丸を書くのは容易じゃないよ。模造紙に書くような大きなものだと書きやすいけど、普通サイズの字が丸を含んでいたらを書きにくいからだと思うよ。」

「だから、縦線 横線 斜め線 点  の組み合わせなのか…なんとなく分かった気がしてきたよ。お父さん、ありがとう。」

「中国では答案用紙に書かれた答えも日本と反対で正答はレの形のチェックで、誤答は何もつけないか『この部分注意』という意味で〇らしいよ。これも、筆では、レのチェックの方が書きやすいからだろうなあ。」

 「お父さん筆ある?」

 

「筆ペンだけど書いてみるかい?」

 「うん 本当だ、○は描きにくいね。」

「話は違うけど、日本で剣道をやっている人の中には筆と太刀の動きと力の入れ方は同じだからと木刀や太刀の素振りで時々自分の名前の漢字を書いている人がいるって聞いたことあるよ。」…

「こら、こら、筆を振り回すな!墨が飛ぶだろう…」

保育士等のプロが選定!知育玩具のサブスクならCha Cha Cha☆今なら初月0円で始められる!

カテゴリー
パナシ

157,篠笛


私の田舎の村も人口減少が進み、特に子ども達が激減。

当然、村の祭りも絶えて久しく、「村のみんなで集まって顔を合わせながら食事をしよう。」「少しでも子供たちに昔のことを語り継いでいこう。」とお楽しみ会的な「触れ合い会」を村で計画した。

祭り太鼓 下座 踊り等に有志が何日か村の公民館に集まって練習した。

村の名人が吹く篠笛の音色にみんなうっとり。懐かしさもこみあげてきた。

「触れ合い会」は盛況で地域の新聞記事にもなった。

篠笛…こんないいものがあったんだ。改めてそう思った。

家の中に父の使った笛を見つけた。割れてひびが入っていたが、それを補修した。

それから見よう見まねで篠笛を始めることにした。楽譜を見ながら一音ずつ吹いていく。
好きな曲が吹けるようになると嬉しくなる。音楽やリズムなど全く自分の中になかったが、その空白を埋めるように楽しく学べた。

長い呼吸、指使い、暗譜、音楽で揺さぶられる心の気持ち良さ 西洋楽器のフルートやリコーダーのように音に厳密ではないこと、吹く人の個性、一本一本違う音色、篠笛の魅力にはまってしまった。

自己流で、まだまだしっかりと音は出ないし、指の動きも速くない。脱力もままならず、息も続かないが、日々上達を目指してやっています。

ただ、田舎とはいえ音が響くので思いっきり吹く練習が出来ないのが悩みの種。「人生はリズムなんだよ。」誰かが言った言葉を思い出した。

人に聴かせるためにやっているのではなく自分の心の健康づくりでやっていこうと思う。

Z会プログラミング講座 with LEGO(R) Education/資料請求はこちら
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: display_data.ashx
.i-mobile.co.jp/ad_link.ashx?pid=60807&advid=46447&psid=46660


カテゴリー
パナシ

156,幸せの確立

なんなんですか?これは?


 写真は角材の端を切ったものです。

長方形大中小と細長の各1で計4、台形2の6面でできています。転がすと色々な面を下にして止まります。

安定して止まりやすいのは、下に来る面積の大きい順で、長方形大→長方形中→台形→長方形小→長方形細長となります。

 大学生に聞きました。

「転がして止まらせます。もし、止まりやすさがその人の幸せを表すとしたら、君は下がどの形を選ぶ?
もちろん、止まりやすい確率が大きいのは長方形の大なのだろうが、君の幸せの確率はどの面が下のときかなあ?」

 すると、ほとんどが台形か長方形中を選ぶことが多かった。

「どうして?」と聞くと「すごい幸せの人生でもなさそうだし、普通かな?」今までの人生やこれからのことなど色々考えてしまうのだろう。何人かに聞いても似たような回答。

「どうして、一番小さい長方形は選ばないの?」と敢えて聞くと

「だって、ほとんど立って止まることはないでしょ。幸せになれない、そんな不幸なのも嫌だから…」…

そこで次のように言います。

「でもさあ、周りにものがあったら、それに寄りかかったり支えらたりしてれて立つんじゃないの?」

「そりゃそうですけど…」

「何が言いたいかわかる?」

「えっ?なんですか?」

「周りのものを人だと考えて見なよ。一人ではなかなか立てなくとも周りに支えてもらえば立って止まることができる。

つまり、俺が俺がと、一人で頑張るのではなく、周りを大事にすれば、周りのおかげで自分も幸せになれるってことだよ。一人でもがき苦しむ必要もないよね。」

「なるほどなあ」

「みんな違う星のもとで生まれているんだから、みんなとうまくやって助けたり助けられたりするのが一番幸せになれるんじゃないのかなあ。」…。


私はこの角材の端切れを「幸せの確立」と呼び化粧紐をつけて大切にしています。

あなたは、自身の幸せということでは どの面を選びますか?

クラウド制作管理ツール無料デモ申し込み

【仕上がり満足保証】イオングループのカジタク