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月: 2022年7月
「ありゃっ!何だこりゃ!」実家について車から荷物を降ろそうとした時、左後輪のタイヤがぺちゃんこにつぶれている。
町に向かっている途中でHONDAの販売店があったので、店の前に車をつけた。
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270,自由に体験を
ボランティアで小・中学生にバスケットボールを教えている友達がいる。彼がしみじみ言っていた。
「最近、子供達の部活動は、なくてもいいんじゃないか、もっと自分の好きなこと自由にやらせるべきだと思うようになってきたよ。」
「だって、自分もバスケ教えているじゃないか。」
「うん、それも止めたくなったんだ。
子供から自由というものを奪っているようで…
部活動とかバスケでもサッカーでも、その中での考えしかできない。
他のこと何も知らない。そこで挫折したら他に生きるすべを知らない。
いろいろなこと自由にやって、いろいろ動いて、いろんな考えを自分なりに学び…」
「そうか。そういえば、昔の田舎の子供達は自由だったね。今の子供達は、習い事とか多くて確かに自由がないよなあ。決められた枠の中で、どううまくこなしていくかに全生活をかけているからなあ。」
「もっと自由だったら、虫が好きなら、ずっと虫を追いかけてもいいし、探検が好きだったら、とことん探検してもいいし、今はとても出来ない。」
「そうだなあ。以前に、専門と教養で考えたことあったけど、子供の頃から専門的教育を詰め込んではいけないなあ。
子供の頃は、むしろ色々なことをやらせて教養をつけないと、人間としては、どうかなあ?と考えちゃうよね。」
「バランスのとれた、総合的判断の出来る足固めは、子供の頃にあるように思うけどなあ。」
「確かに。」
「今の子供たちは、可哀そうだよなあ。『やりたいこと』じゃなくて『やらなきゃいけないこと・やらされていること』が多すぎるからなあ。だから、ちょっと解放してあげたくなっちゃったんだ。」
「そういうことか。ただ、自由に解放しても、家でゲームばかりという子も多いんじゃないの?」
「そういう問題もあるしなあ。」
「だから、週に1回程度の習い事なら大丈夫じゃないのかなあ。」
「難しいよなあ、子育ては…一人ひとり答えが違うからなあ。」
「昨日さあ、二車線の道路を走っていたら、ぱっと見で、ものすごい綺麗な女の子が俺の車を抜いていったんだよ。」
「へえ、でも、よくある話じゃん?」
「彼女、サングラスしててさあ、一目見たら、みんな釘付けになりそうなほど綺麗なんだよ。細面で薄い唇。」
「本当か?タレントみたいだな。」…
「そしたら彼女のその車、いつの間にか俺の前に入ってきてたんだよ。」
「やったじゃん。」
「しばらく彼女の後ろ姿を眺めながら、どうやって声をかけようかとか、いろいろ考えながら走っていたら、猫が急に飛び出してきて、彼女の車を横切って行ったんだ。
『あっ!』と俺もビックリしたよ。
その瞬間に彼女は急ブレーキをかけたんだよ。」
「ありゃあ、猫は、大丈夫だったのか?」
「あまりスピード出してなかったから、猫は大丈夫だったけど、俺の車が彼女の車にコツン。」
「あれ、まあ、それで?」
「高そうな車だったし、
『こりゃ大変なことになったなあ。どうしたらいいかなあ。』と思ってしばらく動けなかったよ。
気を取り戻して、車を止めて、降りて、停車している彼女に謝りに行ったんだ。」
「当然だよな。」
「そしたら、びっくりしたなあ…」
「何が?」
「いいかよく聞けよ!…彼女、腰から下は何もつけていなかったんだよ。」
「えっ?スッポンポン?」
「そう、丸見え状態。」
「ええっ、いいなあ。」…
「こっちの方が恥ずかしくなってさあ、目をそらしながら、窓をノックし
『すみません、ちょっと車を当ててしまいました。すみません。警察呼びましょうか?』
彼女は『大丈夫ですよ。気にしないでください。』というので
俺は『すみません。ありがとうございます。』というのが精一杯で、
どうしていいのか迷いながら自分の車に戻ったんだ。
そしたら彼女は、車線を変更し、逃げるように走り去って行ったんだよ。」
「警察を呼ばれても困ったんだろうなあ、外に出られないし、公然わいせつ罪?に近いからなあ。…だけど、お前、好い体験したよなあ。羨ましいよ。」
「うん、そんな夢を昨夜見たんだよ。」
と、学生時代に友が言っていたのをふと思い出した。
「好い夢か?そのうち見られるかなあ?」
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268,自律と自立と自〇
ある大学で、教師を目指す学生たちに先生が話をしている。
「君たちは、『じりつ』と聞いたらどの漢字を思い浮かべますか?…
「自立…」「自律…」…
「はい、ありがとう。では『自律』と『自立』はどういう違いがあるんですか?」
「自分を律すると、自分で立つですか?」
「そうですね。今日は、それを小中高大学の生徒にどう迫るかで見て行きましょう。」
「昔の人は、『ツが取れるまでが躾』と言っていました。『ツが取れるまで』とはひとつ ふたつ…ここのつ、そして十(とお)、10歳ですね、それまでに人としての『おきて、やってはいけないこと』つまり車でいうと『ブレーキ』を、それ以降は徐々に独り立ちできるように『自立』つまりアクセルを育てていくということですね。」…
「ですので、小学校の低学年では『自律』(ブレーキ)を、『やってはいけないこと、やってよいこと』を教えて行かなければなりませんね。ダメなものはダメなんだと…。
小学校の高学年からは、『自立』(アクセル)ですね。『君はどう思う?』良し、悪しを最初から押し付けず、自分で考えさせることですね。」…
「では中学生では?」
「もっと『自立』を強く出すんですか?」
「そうですね。個々の生徒にもよりますが、身体の成長と精神面の成長がアンバランスで『甘えたい』と、『大人扱いして欲しい』が葛藤し、反抗期とか集団への強い帰属感とかに左右されて不安定になりますから、『自立』一辺倒では難しいかもしれないですね。…
そこで皆さんに考えて欲しいのですが、皆さんは、どんな言葉を考えますか?
『自律』→『自立』→『自〇』、皆さんが中学校や高校の教師になった時、その〇にはどんな漢字を入れますか?それによって教師になった時の力量や推進力が決まりますね。
ちょっと考えてみてください。後で一人ずつ発表してもらいますから。」…
「はい、では発表してもらいましょう。」
自学、自習、自楽、自重、自尊、自発、自行、自計、自戒、自愛、自公、自考…
「今までそんなこと考えたことのない人もこれから考えてみてください。人によって違ってよいと思います。
参考までに、私は、自分では『自信』だと思っています。周りに左右されない自分づくりですね。大学以降では『自学』とか『自習』とかも入るでしょうね。
小中高大学の、どの学校で働くかによって、自分が持つ言葉を考えてみてください。
人によって違っていいんです。『自〇』にこだわらず『信頼』『信念』『尊敬』『工夫』『一生懸命』など広く考えて…。」
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267,時々名言を聞く
「優秀な教師は、生徒の心に灯をともす」で有名なアメリカの教育者、ウイリアムアーサーワードの名言 「William Arthur Ward 」を今回は取り上げました。
・お世辞を言われたら、あなたのことは信じない。 批判されれば、嫌いになる。
無視されれば、許さない。 勇気づけてくれれば、忘れない。
・悲観主義者は風に恨みを言う。楽観主義者は風が変わるのを待つ。現実主義者は、帆を動かす。「悲観的な人間は『風が出てきた』と嘆き、楽観的な人間は止むのを待つ。しかし、現実的な人間は帆を調整するのだ。」
・成功者とは、成功しようと決心し、努力した人である。
失敗者とは、成功しようと決心し、願った人である。
明らかな失敗者とは、決心ができず、待った人である。
・夢を見ることができれば、それは実現できる。
・今日、誰かが木陰で休むことができるのは、遠い昔に誰かが木を植えてくれたからなのです。
・並外れた結果を出すのに、並外れた努力はいらない。
ただ、日々の、普通の物事を完璧にすればいいだけだ。
・安全な港に泊まっている船は、安全である。しかし、船はそのために作られたのではない。
・人生を楽しむ者に、失敗はない。
・希望のない状況などない。
ただ、希望がないと考える人々がいるだけだ。
・夢を追い続ける勇気さえあれば、すべての夢は実現できる。
・準備10年、成功5分。
・私たちの敵は、自分自身だ。
・好奇心。これこそが学習というロウソクの 芯になる。
・優しい笑顔。
それは親しみを伝える普遍的な言語なのです。
・神は、今日、あなたに 86,400秒の贈り物を与えてくださっています。
教育の名言としては、山本五十六の言葉も有名ですね。
・「やってみせ、言って聞かせて、させててみて、 ほめてやらねば人は動かじ」
・「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」
・「やっている姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」
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266,二六二の原理
ある学校で先生同士が話をしていた。
A:俺、自分のクラスの子ども達全員にやる気を持たせたいんだ。
B:そうなんだ。でもそれって無理じゃないの?
A:どうして?
今のクラスの子供たち、すごく良いんだよなあ。
B:以前に本で読んだんだけど、お前『二六二の原理』って知っている?
A:何だいそりゃ?
B:うん、どの集団にも当てはまることなんだけど、
例えば、今のお前のクラスで考えると、お前が何もしなくてもやる気のある生徒が2割、いくらあの手この手を尽くしてもやる気を起こさない生徒が2割、中間にいるのが6割いるということ。
だから、クラス全体のやる気を向上させるには6割の中間層をいかに引き上げるかにかかっているんだよ。
全員をやる気にさせるってのは、無理かもしれないけど、クラスの雰囲気を盛り上げることで一人でもやる気のある生徒を育てられればいいんじゃないの?
A:そうだな。
B:だけど、やる気のない生徒を端(はな)からやる気のない生徒だと決めつけるのは危険だぞ。
どの子もどこでやる気になるか分からないからなあ。
A:そうだな。分かるよ。
B:逆に中間層がやる気のない方に引っ張られたら大変だぞ。学級崩壊にもなりかねないからなあ。
物事によっても変わるから『二六二の原理』にこだわらず、一人ひとりを大事にすることだね。
A:そうだな。俺のこと好きな生徒が2割、嫌いな生徒も2割、中間が6割か…。
B:一つの目安と思った方が良いぞ。
身だしなみ、清潔感、話し方、教え方、尊敬されるかどうかでも変わってくるからなあ。
A:それは大丈夫だと思うけどなあ。
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265,採血を楽しむ
定期的に行っている病院での話
病院での検査は、どれも嫌だが、この日は、胸部レントゲン撮影と心電図検査。
その前に、採血の部屋に入った。
看護婦さんに「毎日、蚊に血を吸われているから、私の血液は少ないかもしれませんよ。」
「アハハ、まさか?…どちらの腕にしますか?」右腕を差し出し、消毒してもらった。
そして「痛くないようにやってくださいね。」と言うと
「そりゃあ無理ですよ。」ときっぱり言われた。
「実は、以前に若い看護婦さんにやってもらった時、右腕の血管がよく見えないからと3回も針を刺され、今度は左腕に替えられ、また3回刺され『この辺ですかね?』と自信なさそうにやられて、痛かったんですよ。可愛い看護婦さんだったから許せましたけど…」
「そりゃあ、痛かったでしょうね。大丈夫、私はこの道30年もやっていますから、一発で見つけますよ…若い時は、私もありましたよ。人によって血管が見つけにくい人もいますからね。特に冬は血管も縮んでいますからね。」
「そうなんですか?」…
「ハイ、では、行きますよ。覚悟してください。」
チクーッと針が入った。
「痛くないでしょ?」
「はい、大きな蚊に吸われている感覚です。」
「アハハ!私は、蚊ではありませんけどね。」…
「ハイ、これで終わりです。このテープで傷口を抑えてください。暫くは剥がさない方が良いでしょう。」
「ありがとうございました。楽しい採血でしたよ。」
「クスクス…じゃあ、もう一回やりますか?」
「いやあ、これ以上とられたら血も涙も無くなりますから…」
「フフフ!お大事に!」
後で結果を教えてもらったが、特別に悪い所もなかった。採血を楽しくやったからかなあ???
久々に素晴らしいテレビ番組に出会えたので皆さんに紹介し、健康な生活を送っていただきたいと思い、要約して取り上げました。
呼吸と健康(2022年7月7日NHKトリセツより)
現代社会において、日本でも約77%の人が不安を抱えているという。
子育て、仕事、人間関係、介護、老後の不安等
これらを解決するために呼吸の回数と健康が海外でも注目されてきています。
ゆっくりと呼吸し、回数が減ると息切れ、不安感、肩こり、イライラ、冷え性、不眠、腸不全などが解消し、血圧も下がり心も身体も快適な状態で生活できるというのです。
呼吸を変えることで自身を土台から改善できる。
息を吸った時、肺に入った空気が吐くときに100%出るわけではありません。
出ないで残った空気を「機能的残気量」と呼びますが、普通の健康な人で50~60%は残ります。
つまり、吸ったり吐いたりは、肺の40~50%で行っているのです。
若い人は、この機能的残気量が少なく40%位、年老いてくると70%(つまり30%で呼吸をしています)
そうすると若い人たちは、60%も呼吸に使えるのだからゆっくり大きな呼吸になりますが、お年寄りは使えるのが30%しかないので、呼吸の回数が増えてきます。
肺は、自身では動けない器官なので、呼吸数が多いということは、周りの筋肉の運動も増えることになります。肩こりなどはこれも原因の一つです。
呼吸数が増えると心拍数も増え、脳の偏桃体が交感神経に命令し、各機能に臨戦態勢をとらせます。
それが血管を収縮させ、冷え性や腸不全不安感、イライラに繋がります。
逆に呼吸数を減らすと、脳は、副交感神経に命令し臨戦態勢を解除します。リラックスした状態になり、血管も広がり快適な生活が出来ます。
参考までに、三重県志摩の海女さんたちの機能的残気量は74歳で52%、42歳で51%、72歳で38%でした。MCで舞台俳優の市村正親さんは40%でした。
では、呼吸数を減らすにはどうしたらよいか?
13回~15回程度(1分間)が一般的ですが、自身が意識して大きく深く呼吸すること。
だが、これもなかなか難しいので、簡単なトレーニングがあります。
他にもゆっくり散歩、ラジオ体操や太極拳などの運動、水泳、歌や笛なども良いでしょう。
その他の呼吸法参考:「三・二・十五」の齋藤式呼吸法
『丹田呼吸法』 臍下丹田(お臍から指三本分下の位置)
丹田…身体のすべてのもと。身体の安定。
もう一つは足の親指の付け根あたりとも言われている。
丹田を軸にして、息を長くゆるく吐く。
鼻から3秒吸って、2秒止めて、口から15秒くらい長く吐く。
鼻から吸う良さ…酸素が脳に入りやすい。雑菌類を鼻毛や粘膜でとる。
口呼吸の悪さ…酸素が肺に直接行く。雑菌を吸い込みやすい。
※たばこの呼吸は、似て見えるが丹田を使っていない。
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263, ダンゴムシ
急に暑くなってきた。ミミズも暑すぎて地上に出てくたばっている。
植物にとっては、恵の季節なんだろう。庭や畑の雑草も伸び放題。
「そろそろ草刈りをやろうかな?」畑に足を運んだ。
足元の日陰にダンゴムシたちが集まっていた。10数匹いただろうか。足を近づけた途端に、一斉に逃げ出した。
同じ方向ではない。散りじりという言葉がふさわしい。
「よく考えて逃げるもんだなあ。大丈夫だよ。俺は何もしないよ。」…。
ところが一匹だけ逃げずに、じっとしているダンゴムシがいた。
「ああ、死んでいるんだなあ。」…
「じゃあ、今逃げて行ったダンゴムシたちは、何のために集まっていたんだろうか?様子見かな?葬式かな?それとも考えたくないが、共食いの相談の為かな?」
「ダンゴムシって何者なんだ?」
早速、ダンゴムシの生態を調べてみた。
寿命は3年位。生まれ方はメスの体内で卵が孵り、一見、胎生ともとれる。
100匹ほど同時に生まれるという。
主な餌は、枯草だが、雑食で時には、ダンボールやコンクリートも食べる。カナヘビやカエルなどの天敵から身を守るため夜行性。
枯葉を食べてそれを分解し、地球を掃除してくれている。
人に害を加えることもないので、子ども達が手に取って、丸くなるのを楽しんで、おもちゃにすることもよくある。
夏休みの自由研究などにも良く取り上げられる虫である。
「で、さっきの集まりは、なんだったんだろう?」…
「様子見か、または、葬式だったんだろうなあ。」そう考えて、この件は幕を閉じることにした。
今度、機会があったらダンゴムシ語を習って聞いてみようかな。
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