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275,夏の虫たち

ゴキブリをスズムシと間違え飼うわが子

 今年の夏は、例年になく暑かった。しかも雨が降らず、猛暑日が長く続きました。ナスやキュウリなど野菜でさえ水をやらないと、たちまち枯れる状況。

 日中、家の外に出るのが非常に辛かった。日の光が身体に刺さってくるようでした。
外で仕事をしている大工さんや交通整理の人など、「本当に大変だなあ、寿命を縮めるんじゃないか?」とさえ思えました。

 夏は虫たちとの戦いですが、よく考えると、いつもなら厄介な蚊や蠅が例年ほどいなかったように思います。
 
 蚊に限って言えば、
暑すぎ?
小さな水場がほとんど干上がって卵が産めない?
他の虫たちにたくさん食べられた?
よく改良された殺虫剤がよく売れた?
など色々考えられますが、
やはり、この暑さのせいではなかろうかと考えています。

 食うものと食われるものの関係からすれば、蚊がいなくなると、それを食料とする、蜘蛛、蛙、蟷螂などの虫たちにも影響を及ぼしていることでしょう。
そう言えば、確かに、蟷螂や蜘蛛や蛙、蝉たちも今年は少なくなったように思えます。

 逆に、今年我が家で困った虫は、猫蚤と犬に付着して吸血するマダニでした。退治するために殺虫剤を何本購入したことか…。

散歩から帰ってきた犬の体に付着したマダニ、血を十分吸いパンパンに。すぐに殺虫剤をふりかける。鳥肌が立ってきた

 暑さのせいで虫たちの生態系も狂い始めているようです。
 今はすっかり見ることはない蛍も餌となるカワニナという清水に棲む貝がいなくなったためです…。
 最近はザリガニもタニシもシジミもいなくなってきています。水の汚れ、気候の変化、やがてこの生態系の狂いは人間にまで及ぶことでしょう。

 ところで、皆さんは蚊に刺されたとき、どうしますか?
私は、冷水で患部を冷やし、脳を「痒い」から「冷たい」に切り替えていますが、
友達に「セロテープを張る」という人がいましたが今度試してみようと思う。
蚊に刺されるのがちょっと楽しみです。
皆さんもやってみませんか?

 その後、気になったので、蚊に刺されたとき、セロテープを張ってみました。
すると痒みがなくなったように気にならなくなりました。
「へえ、面白いなあ」すぐ調べてみました。
要約すると
皮膚科の先生たちも「セロテープを張ることで確かに痒みは収まるが、セロテープの粘着物質が皮膚にかぶれを起こす場合もあるので、一概に奨められるものではない」とのこと。

 あるセロテープ会社がホームページで載せてから一気に広がったようです。
蚊の刺した穴を血液が塞ごうとするのを蚊の出した液が阻止し、その穴から、空気や雑菌が入りやすいから痒くなるというのです。
血液の代わりにセロテープでそこを塞げば同じ効果になるし、爪で搔きむしることもなくなるので、ある意味では良い方法らしいです。(掻くのが一番雑菌が入りやすいのです)マスキングテープやガムテープでも試しましたが、同じように痒みは無くなりました。
粘着物質が安心なテープがあると助かりますね。

 また、別の友達は、蚊に刺されたら「力を入れて、筋肉を収縮させて蚊が動けないようにする」とか妙なこと言ってましたが…。これは、難しいようです。

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274,太刀

また、友達の話をしよう。

 家の古い倉庫から、大小二本の太刀が見つかった。
そのまま持っていると、銃刀法違反で捕まってしまう。
ずっと知らんぷりして、元あった場所に置いておこうか?とも考えたが、「一応、警察に持って行って相談してみるか?」
そう考えて警察に持って行った。

 担当の警察官が、刀の柄を専用の工具を使って外し、銘を確認。

「はっきりとは見えないけれど、確かに銘が彫ってありますよ。どうしますか?要らないなら置いて行っていいですよ。こちらで処分しますから。」

「家に伝わるものだし、登録して持っていることはできないですか?」

「うん、県の教育会館で毎月だったかなあ、鑑定しているんだよ。美術品として登録できるかどうかをね。
もし、持っていたいなら教育会館に連絡して鑑定日を教えてもらったら?
その時、この届出書も一緒に持って行って!これがないと持ち運びできないからね。」

「ぱっと見た眼で、いつごろのものですかね?」

「はっきりは言えないけど…江戸時代のもののような気がするなあ。鑑定してもらえばすぐわかりますよ。」

「じゃあ、行ってみます。ところで、このような届け出は、結構あるんですか?」

「毎月1件くらいはあるかなあ。」

「そんなにあるんですか?」

「古い農家の家を壊したときなどよく出てくるんだよ。」

 言われた通り、県の文化会館に連絡をし、鑑定日を聞く。

当日、太刀を持って行った。十数名が並んで鑑定を待っている。

隣の席の人に聞くと「薙刀」だという。他の人は「槍」だという。

色々あるんだなあ。そんなことを思いながら、書類に記入し、鑑定の順番を待っていた。

 鑑定場所は、広い部屋で4つの場所に分かれて鑑定を行っていた。
順番が来たので大小の太刀を差し出して見てもらった。

小刀の方は、銘もはっきりしていて、すぐに合格。
大きい方は、銘が薄いので、二人の鑑定員が「銘がはっきり見えないんだよ。…後は波紋がしっかり出ていればいいんだけどなあ。」…

二人で相談し「窓開けしてもらって、波紋がしっかり出れば良いでしょう。今回は、それを条件に保留です。」

「窓開けって何ですか?」

「うん、刀身の一部分の10cm位を専門の人に磨いてもらうことだよ。
波紋が出なければ、不合格。
自動車の板バネとか何かを器用な人は太刀に作り替えちゃうからね。
…何人か刀剣研磨師を紹介するから、行きやすい場所を選んで行ってみたら?」

「そうですか。じゃあ、当たってみます。」

「小刀の方は、鑑定書が今日出るから次回は持ってこなくていいですよ。」

「分かりました。」

 車の中から選んだ研磨師に連絡、事情を話し、そのそのままそこを訪れた。

「銘は、よく見れば見えますよ。
それでも窓開けですか、分かりました。
じゃあ、太刀はお預かりします。」…

仕上がり日、値段…などを相談して、その日は帰る。


 二回目の鑑定日、鑑定室に入ると、前回の鑑定士とは違う人たちだった。

「窓開けして波紋が出れば、ということで今日きました。」

「うん、波紋は出ているが、銘がよく言見えないし、読めないんだよ。これを通すわけにはいかないなあ。」

「だって、窓開けが条件で…」

「いや、無理だよ。」…目と顎で係員に合図をした。係員が破棄承諾書を持ってきた。

あまりに高飛車なので、絶対に引き下がらないぞと決め込んだ。

係員に「ちょっと待ってさい。この書類は要りません。もう一回研磨師さんと相談して来ますから…
破棄したらこの刀はどうなるんですか?」と聞いてみた。

「鉄くずとして処分されます。」

「じゃあ、必ずもう一回来ます。」

 その足で、研磨師さんの所に行き、事情を話した。

「おかしいなあ。じゃあ、次回の鑑定相談日には、私が行きますよ。
それまで太刀はお預かりします。」

そして次の鑑定日、研磨師さんから昼過ぎに連絡があり、

「大丈夫でしたよ。無事に合格しました。」

「ありがとうございます。我が家の家宝にしても良いものですから、ありがとうございました。」

 翌日、研磨師さんにお礼に行った。
研磨の作業場も見せてくれた。そして、色々な砥石を説明しながら紹介もしてくれた。

「太刀は、磨きが命なんです。」としみじみ話していた。
研磨という手作業で根気のいる仕事にも感心した。

 こういう太刀の鑑定でも、鑑定士さんの人柄によるんだなあ、と思った。
誠実に対応してくれた研磨師さんに感謝。

鑑定書のついた太刀は、まだ窓開けしたまま部屋の隅で眠っている。
少しお金が入ったら刀身を全部磨いてもらおうかと考えている。
美術品扱いなので、それなりのお金がかかるだろうが…。


この友達は、今度その太刀を見せてくれるという。楽しみにしている。

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273,本当の数?

嘘も真剣につけば本当になる?だが数字は決して嘘はつかない。

「お父さん、東京って、何人位ヒトがいるの?」

「ちょっと待って!調べてみるから…
おおよそ日本の1割位だから…」…

「でたでた、出てきたぞ。1396万人(2021年)だって。」

「そうなんだ。お父さん、ついでに日本の人口は?」

「ちょっと待って!1億2560万人だって。」

「世界の何位なの?」

「ちょっと待って!…11位だってよ。」

「そうなんだ。結構、上位なんだね。」

「うん、久々にこんなこと調べたから、これ面白いなあ。
2023年には中国を抜いてインドが世界1位に。
今年のうちに全世界の人口が80億人に。1986年に50億人だったものが2058年には100億人になるのか。へえ、そうなんだ。フーン。」

「お父さん、一人で楽しんでいないで、僕にも見せてよ。」

「ああ、ほら。…で、どうして東京都の人口が気になったんだ?」

「うん、テレビで毎日『今日のコロナ感染者数』を発表しているのを聞いていて、不思議に思っていたんだよね。」

「そうか。」

「だってコロナからもう3年でしょう?365日×3年=1095だから、毎日1万人ずつコロナにかかっていたらもうすぐ全員かかってしまうんじゃないの?」

「そうか。それもそうだな。でもなあ、同じ人が2回とか3回かかっているかもしれないよ?」

「でも…なんかおかしいと思うなあ。

お父さん、この前、ニュースで東京都のコロナの感染者数に千葉県の一部の分を入れていたとか、委託会社がちょっとミスをした事が報道されていたけど、毎日の感染者数の根拠は、聞いたら教えてくれるの?」

「ああ、開示ってことだな。」

「他にも全国の感染者数を調べているのは同じ会社なのかな?
どうやって感染者数が出てきているのか?僕だってちゃんと知りたいよ。」

「そうだな。まさか、たくさんワクチンを打たせるために数字を操作しているとは思わないけどなあ。」

「誰が聞いても、誰が見ても分かるように、透明性というか、それが僕は気になるんだよなあ。」

「お前も大人になったなあ。まったく疑わず、出されたものを鵜呑みにするよりずっと良いよ。
 最近の日本は少し変だし…。ある省でも大量の統計ミスがあったりしているからなあ。」

数字は嘘をつかないが、使う人が嘘をついている

《参考:世界の人口 2021年》

1位 中国 14億4,850万人
2位 インド 14億66万人
3位 アメリカ 3億3,480万人
4位 インドネシア 2億7,910万人
5位 パキスタン 2億2,950万人
6位 ナイジェリア 2億1,670万人
7位 ブラジル 2億1,540万人
8位 バングラデシュ 1億6,790万人
9位 ロシア 1億4,580万人
10位 メキシコ 1億3,160万人
11位 日本   1億2,560万人
12位 エチオピア 1億2,080万人
13位 フィリピン 1億1,250万人
14位 エジプト 1億600万人
15位 ベトナム 9,900万人
16位 コンゴ共和国 9,520万人
17位 イラン 8,600万人
18位 トルコ 8,560万人
19位 ドイツ 8,390万人
20位 タイ 7,010万人

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272,縮まる日本


 子どもの頃、近所のいたずら坊主が、指をケガした。
取り合えずその家の人が近くにあった輪ゴムで止血をした。

ところが、その家の人は、すっかり忘れて,何日間かそのままになっていた。
爪も取れそうになり、痛みも感じなくなっていた。

やっと気が付いたその家の人は、輪ゴムを取ってやった。だが、その子の指は元には戻らなかった。

もしも、ずっとそのままにしておいたら、その指は腐って取れていたかもしれない。血が通わなくなるとはそういうことだ。

 実は、鉄道も血管に似ている。
明治政府は、先進国に追いつくべく、日本全国に鉄道をひいた。物資の流通ばかりでなく生活のレベルの均一化にも役立った。

ところが、その後、鉄道が民営化された。
儲からない路線は、次々に廃止され、次第にその地域は過疎となり、人々も少なくなってきた。

さらに進む都市集中傾向。人口減少、廃校数も増え続けている。

「地方再生」、「過疎化の防止対策」…
いくら叫べども、駅もない、学校もない、インフラは不備状態、働く場所もない…そういうところに誰が移り住みますか?

 最近、少しずつそのような地域の土地も外国資本に購入されてきているという。

「ああ、日本はどんどん、どんどん縮まっているなあ。」それを実感する。

鉄道で言うなら「都会で稼いだ分は、地方路線に回してほしい」と思う。

3分ごとに来る都会の電車と、一日1、2本の過疎地の一箱列車の差。
「儲かる路線、儲からない路線」「利用が多い路線、少ない路線」と経済面ばかりにとらわれず、
逆にそういう過疎地だからこそ、国を中心に日の光りを当てて、人々が増えて、鉄道を利用する方に策を切り替えないと日本は日本でなくなってくる。

2時間に一本だけ

 鉄道ばかりでなく、道路、上下水道等のインフラ、農業、漁業、林業等の政策、それぞれがリンクしているので、難しい面もあるが、どの地域でも多少の差はあれ「同じように住みやすい国」であって欲しいと思う。

この国の指導者には「日本列島改造論」ではないが、ビジョンを持って大鉈を振るって欲しい。

そんな夢を見ました。

「今だけ、ここだけ、自分だけ」でなく…血管から学びましょう。

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