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「ヒデちゃん、今日本屋で面白い本を見つけたぞ。」
「えっ?どんな本?」
「中国の雑誌なんだけどね。
最近、お父さん中国語習い始めたから、興味があってね。ちょっとやさしそうな雑誌を見てみたんだ。」
「で、どんな内容だったの?早く話してよ。」
「うん。」
農家の人がトウモロコシの種を蒔きました。秋になったら、たくさんのトウモロコシがとれました。
農家の人が落花生の種を蒔きました。秋になったら、たくさんの落花生がとれました。
それを見ていた子猫は、小魚を土に蒔いて埋めました。
秋になると大きくなった魚がたくさんとれると考えていたのです。
「どうだ。面白いだろう?」
「えっ?どこが面白いの?この子猫は、バカじゃないの?」
「どうして?」
「だって、埋めた小魚が大きくなるわけないもの。」
「どうして分かるの?」
「だって、そんなの当たり前だもの。」
「ヒデちゃんは、試したことあるのかい?」
「ないけど、そんな事したら、みんなにバカにされちゃうよ。」
「そうなんだ。」…
「この話は、何が言いたいんだろうね。」
「この子猫は、やっぱり知恵がないということじゃないの?」
「それだけかい?」
「ううん、…良く分からないのに、真似をしてはいけないってこと?」
「それもあるよね。」
「周りの猫に聞けばいいのにね。」
「それもあるよね。」
「うん。」
「ヒデちゃんは、この子猫のようなことはないかい?」
「ううん、…」
「お父さんも毎日の生活の中で、結構あると思ったんだ。よく考えないで、人の真似をするってことがね。だからこれを読んだとき、ハッとさせられたんだよ。」
分かんないから、真似してるだけだよ
「僕には、まだ良く分かんないなあ。」
「ま、そのうち分かるよ。」
「うん。」
「今日の夕飯は、魚料理みたいだぞ。お母さんに何処でとれた魚か聞いてみたら?」
「畑なんて言われたらどうしよう。」
「まさか?ハハハ…」
何処でとれた魚なの?それは秘密ですよ。
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