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309,手足のツボ

「おとうさん、ツボって何?」

「物を入れる壺かい?」

「違うよ。体の中にあるツボだよ。」

「そう来たか。うーん、そこを刺激すると、そこに繋がっている器官なり組織なりが活発になる部分のことかなあ。」

「そうなんだ。」

「うまく言えないけど…。そうだなあ。

神経の真っすぐな管があるとするだろう。切り口が2つ有るよね。

その管を二つに曲げると管が二重になるだろう。

たくさん神経が集まるところだから、そこが頭や脊髄になって、
二つの切り口が手と足になるって聞いたことがあるなあ。
手と足の切り口は、身体の各器官や組織と繋がっているのもこれで分かるよね。」

「うん」

「詳しいことは、良く分からないけど、
ほら、手足のツボで調べてみると…」

「へえ、おもしろいね。個々が心臓か。個々が肝臓だって。ふーん。右と左で違うんだね。」…

「どうした?頭でも良くなるツボでも探したいのか?」

「そんなのあるの?」

「あるかもよ。」

「足のツボを刺激するこんな物も売り出されているぞ。」

「そうなんだ。」

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308,養鶏場

養鶏場を見学したことがある。すごい数のニワトリが卵を産んでいる。
しかも、ほとんど毎日だ。それが人間の食卓に並ぶ。

ふと思った。

この鳥たちは、何を考えているのだろうか?

「ニワトリたちは、何を考えているんでしょうかね?」養鶏場の人に尋ねてみた。

「えっ?あは、変なこと言う人だね。
こいつらは、何も考えちゃいねえよ。

考えたら卵は、産まなくなるだろうしなあ。

『なぜ、私は、卵を産んでいるんだろうか?』
『卵は、人間にみんな食べられてしまうのだろうか?』
『なぜ、みんなは、文句を言わないの?』…
何も考えないから、いいんじゃないのかい?」

「そうですねえ、何も考えないから、決められたことをせっせとやれるんですね。」

「牛たちだって同じだろう?
犬だってね、『なぜ、俺は、鎖に繋がれているのか?』そんなこと考えたら、大変だよ。」

「私たちもそうですかねえ。何も考えないから、会社員でいられる、何も考えないから兵士でいられる。
…深く考えないから、平穏無事で、気が楽でいられるですかね?」

「考えたらきりがないよ。苦しくなるだけじゃないのか?
ニワトリたちには、適度に餌をやり、競い合わせて、考えさせない、気付かせない。だから、卵が産めるんだよ。違うか?」

「そうですね。考えたら苦しくなるばかりですからね。」

「まったく考えないのもダメだけど、考え過ぎも行けないぞ。」

「そうですね。」

「今日は、頭を開放して、余計なことは一切考えずに寝た方が良いぞ。」

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307,スキヤキ

お父さんが、植木の手入れをしながら、鼻歌を歌っている。
♪上を向いて歩こう、涙がこぼれないように、思い出す春の日独りぼっちの夜…、幸せは雲の上に幸せは空の上に 泣きながら歩く独りぼっちの夜♪


「お父さん、僕その歌知ってるよ。」

「そうか?世界中にヒットしたからなあ。坂本九さんの歌だよ。」

「そうなんだ?」

「でもね、曲のタイトルがアメリカでは『上を向いて歩こう』ではなくて、なぜか『スキヤキ』というタイトルで発売されたんだよ。」

「どうして?『上を向いて歩こう』の方が僕は好きだなあ。」

「うん、実はね…

ケニー・ボール楽団というイギリスのディキシーランド・ジャズのバンドが、この曲を最初に録音したんだけど”uewomuite-arukoh”という題が長くて、みんなどうしても覚えられなかったんだ。

そんな時、メンバーの誰かが浅草で食べたすき焼きが美味しかったから、「面倒だから『スキヤキ』にしようか?」と言い出して、それがそのままレコードのタイトルになってしまったのだ。らしいんだ。

まあ、もちろん歌が良いというのはあるけど。他の名前だったら、例えば『すし』でも、こんなに売れなかったんじゃないか。

こんなに売れると分かっていたらもっとちゃんと名前つけたんじゃないのかなあ。

結局、『上を向いて歩こう』は、『スキヤキ』と名付けられ世界に広まったんだよ。

世の中何がおこるのかわからないからなあ。」

「へえ、そうなんだ。」

「でも、『スキヤキ』(すき焼き)ってどんな意味か分かるかい?」

「何となく、牛肉とシラタキと…」

「ちょっと語源を調べたら、こうなんだってよ。」

すき焼きとは、肉(主に牛肉)にネギや豆腐・しらたきなどと、醤油・砂糖などで調合した甘辛いタレで煮焼きして食べる鍋料理。
 江戸時代中期、関西には元々農具の鋤(すき)を鉄板代わりにして貝や魚を焼く「魚すき」「沖すき」と呼ばれる料理が存在していた。
その鋤で牛肉を焼いたものを「鋤焼(すきやき)」と呼ぶようになったのが語源とされる。
鋤(すき)
 すき焼きは、江戸時代から見られる名前で、鍋の代わりに農具の鋤(すき)の金属部分を火の上にかけ、魚や豆腐を焼いて食べたことから、「鋤焼(スキヤキ)」と呼ばれるようになったといわれる。

 その他、すき焼きの語源には、肉を薄く切るため「剥身(すきみ)」から「剥き焼き」となったとする説や、古くからある日本料理の「杉焼(すぎやき)」からとする説、好きなものを焼くからといった説もある。
 しかし、1832年の『鯨肉調味方』に「鋤焼とは、鋤のよく擦れて鮮明なるを、熾火の上に置きわたし、それに切肉をのせて焼くをいふ。鋤に限らず、鉄器のよくすれて鮮明なるを用ふべし」とあるため、鋤の上で焼いた説が有力とされていいる。
 江戸時代のすき焼きは、現代の焼肉や鉄板焼きのようなもので、関西風すき焼きにその名残をとどめる。
当時は牛肉が禁止されていたため、鴨や猪、鹿などの肉が使われた。


 文明開化後、牛肉が庶民の食べ物として普及してからは、東京を中心に割り下を使うすき焼きが広まり、「牛肉鍋」や「牛鍋(うしなべ)」と言われ、やがて「牛鍋(ぎゅうなべ)」が、関東では一般的な呼び名となった。
全 国的に「すき焼き」と呼ばれるようになった時期は、それほど古くないようだ。


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306,星空散歩

南の空

「お父さん、クラスの智也君ね、星に詳しいんだよ。」

「そうなんだ。」

「今の季節、ちょうど星がきれいな時期だからと、オリオン座を教えてくれたんだ。」

そしたら先生が『智也君、もう少し詳しく説明してくれるかい?』と。

智也君は、スバル冬の大三角形シリウスおうし座なんかも教えてくれたんだよ。」

「そりゃあ、よかったな。実は、お父さんもあまり詳しくないんだよ。
小学校でも中学校でも授業内容が終わらなくて、まったく星のことは教わっていないんだよ。

だから教えてくれると嬉しいなあ。」

「うん、智也君は、パソコンでも探せるって言っていたから、僕、それもやってみたいなあ。」

「よし、じゃあ、一緒にやってみようか?」…


 国立天文台が無料で提供しているフリーソフト「mitaka」をパソコンで立ち上げて、
今日の夜8:00の南の空のオリオン座をまず見つけた。

「智也君の説明だと、オリオン座の三つ星を上に延ばすと、おうし座の赤いアルデバランがあって、その先に6つか7つの星の固まりのスバルがあるんだって」

「あっ、本当だ。
これがスバルか。へえ。」

「でね、逆にオリオンの三つ星を下に持っていくと、おおいぬ座のシリウスという白い大きな星があり、それとオリオン座の左の肩にある赤いベテルギウスを線で結び、更に左に行くと小犬座のプロキオンがあって、この三つの星を結ぶと大きな正三角形ができるんだって。

なんか、それを冬の大三角形とか言ってた気がするなあ。」

「ああ、これか?確かに冬の大三角形って書いてあるな。これかあ。」パソコンの中を見ながらお父さんは感心した。

「よし、ヒデちゃん、今夜は、晴れているから、庭に出て、星を探してみようか?」

「うん、ベランダでも大丈夫そうだね。」…

「いやあ、実物は、こんなの大きいんだ。冬の大三角形もきれいに見えるなあ。」

「スバルもあれかな。ヒデちゃん双眼鏡を持ってきて!もっと大きく見てみようよ。」

「はい、畳の部屋にあったよね。」

「うん。」

「ところで、ヒデちゃん、何で星の色は、違うの?」

「先生がね、それは燃えている星の温度とか言ってたよ。青が一番高い温度で、青→白→黄色→オレンジ→赤の順に低いんだって。だから赤い星は年寄りの星なんだって。」

「そうなんだ。じゃあ、黄色かオレンジの太陽は、初老位かな?」…

「ヒデちゃん、見て!スバルが双眼鏡でよく見えるよ。」

「本当?見せて!」

「スバルと車の会社スバル(富士重工)は、関係があるの?」

「恐らく、星のスバルから会社名をもらったんじゃないのかなあ。車についている会社のエンブレムも星のスバルみたいだし。」

「へえ、うちの車はHONNDA?」

「ああ、本田宗一郎という人の名前からとったんだね。」

本田宗一郎

「そうなんだ。」

「車の名前に星の名前が結構使われているんだよ。」

「そうなんだ。例えば?」

「スバル、ジェミニ、ミラ、カペラ、コロナ、カローラ、カリーナ、アクア…

昔の車は名前にCが付くと売れると言われていからCが付く車が多いんだよ。

クラウン、コロナ、カリーナ、カローラ、セドリック、コルサ、クレスタ、チェイサー、チェリー、センチュリー、カペラ、シティ、キューブ、コルディア、キャデラック、カマロ、カウンタック…

今は、色々な名前に大部ばらけてきたけどね。」

「お父さん詳しいね。」

「長く生きてんだもの。」…

「寒くなったから、もう入らない?」
お母さんの声

「お母さん、スバルが綺麗に見えたよ。」

「どれどれ、わあ、本当だ。双眼鏡で見ると、また綺麗ね。」…

「じゃあ、次は、また晴れた夜に、北の空の星を見ようか?」

「僕、北斗七星とか、さそり座とか、南十字星とか白鳥座とか、土星木星も探したいなあ。」

「うん、智也君や先生にも良く教わっておきなよ。」

「うん。ああ、楽しかった。」

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305, 庶民の味方ダイソー


 世界の人口の1%の人間が、全世界の富の1/2を保有しているといわれてきましたが、最近は、ロシアのウクライナ侵攻、エネルギー、株価の高騰などでその数値が1/2から2/3にまで行っていると聞いた。残りの1/3の富で99%の人々が暮らしている。
日本も例外ではなく、金持ちは益々金持ちに、庶民の生活はどんどん苦しくなるばかり。
 そういう時代の中、賃金は上がらず、ほとんどの物が値上げ状態、100円均一で必要な物が購入できるダイソーは、本当に庶民の味方だと思います。
 かれこれ、私も20年位前からダイソーさんには、お世話になっています。
電池、メモ帳、瞬間接着剤、クリアーファイル、紙ヤスリ、木材、工具、懐中電灯、組紐、鉄亜鈴、針金、杖、スケッチブック、色鉛筆、塗装用品、筆、園芸用品、ホワイトボードやマーカーetc…
数えたらきりがありませんが、ちょっとした物が100円で購入できる魅力。

いろいろ見ているうちに、「こんな物があるんだ。よく考えているなあ。」「こういう物があったらいいなあ。」など頭の中が活性化されて楽しい買い物ができます。

ただ、いつも思っている以上に買ってしまうことですね。
商品も次々に新しい物が出てきて、それも楽しみの一つです。「ダイソーは、本当に庶民の味方だなあ」そんなことを思いつつダイソーさんに感謝をしていたら、次のような記事を見つけました。
 この記事は、書き方も上手く、矢野社長の人柄が良く伝わってきます。感謝です。皆さんにも是非読んでいただきたいので、そのまま載せてみました。

ダイソー矢野博丈社長

ダイソー矢野社長

 今や誰もが知る100円均一のダイソー。何でも100円で手に入るその便利さから多くの人が利用し、繁盛しているが、大創産業(100円SHOPダイソー)を創業した矢野博丈社長は会社、そして自分自身について極めて悲観的だ。
そのネガティブっぷりは聞いているほうが「何もそこまで言わなくても…」と思ってしまうほど。
この記事では、雑誌やテレビのインタビューなどを基に矢野博丈社長が、いかにネガティブかをまとめてみた。
1.商品の値段を100円に統一したのは面倒だったから。
ダイソーの創業は、トラックの移動販売だった。当時は、矢野博丈社長しかおらず、子どもを保育所に送り迎えするのも大変だったため、値段を100円に統一した。一世を風靡した新価格システムは、なんとただの手抜きから生まれていたのだ。
どれも100円で良いよ。
2.「6年ぐらい前までは『ダイソーはつぶれる』という確信を持っていました」
3.「私は、どうしようもないただのオッサンです。
4.日経ビジネスの取材で記者からブランド・ジャパン2012で、ダイソーが初めて10位に入りましたね」と言われ、「モカとか、キリマンジャロ?」と返答。記者に「それはブレンドです」と突っ込まれた。
5.「私自身は最近、本当に劣化が激しいんです
よく見ると眉毛も、たれ眉でネガティブではないか。
6.「パソコンはようできんけえ、分析はせえへん」
7.「ダイソーなんて底の浅い商売ですから、やがてつぶれるに決まっていると確信を持っていました
8.「店舗レイアウトは、社員が勝手に考えてました。私は何もできんのです。
もっと「裁量を与えている」とか、「信じて任せている」とかうまい言いようはあるのに、この率直な言いっぷりは気持ちいい。
店舗レイアウト
9.「僕のやろうとすることは、ことごとく否定されるんです。時代が変わったのかもしれません。」
10.「私の欠点は数え切れません
11.「私は不運な人生を送っているんです
借金、夜逃げ、移動販売に使っていたトラックの火事など、多数の不運を経験したという。
12.「わしは、劣化した。もうしょうがない
13.記者につけられたアダ名は不幸という服が体に張りついた億万長者
14.「お客様は、よう分からん
コンビニが登場したせいで、宝探しのような雰囲気を演出していた100円均一が間違いだったのではないかと思い始めたという。
面白いものあった!
15.トラックの火事は警察から自作自演だと疑われた
しかし、保険に入っていなかったことから疑いは晴れた。火事で何もかも失った矢野社長は、ショックで1ヶ月寝込んでしまったという。
絶望
16.イトーヨーカ堂の伊藤雅俊会長に説教された
手帳を入れていた袋があまりにも雑な出来だったので、「袋も商品の一部だ!ふざけるな!ばかやろー!」と怒られた。
17.みずほ銀行の西堀利頭取には、ダイソーはもう潰れるかもしれないと暗喩されたこともある。
もうすぐ終わりだ
18.「経営計画なんてもんないです
先を見通す能力に自信がないため、計画は立てず、戦略も考えない。
19.店舗が増えるのが怖くて「出すな出すな」と言ってきた
全国、海外を制覇してしまったらゴールを達成したような燃え尽き症候群になってしまうのではないかという不安があるのだとか。
20.商品改革は、青野恵子専務にやってもらった。
自分ではよく分からないので、センスのある専務にやってもらったと矢野博丈社長は、悪びれることもなく話す。
ネガティブ人生
ここまでネガティブな社長が他にいるだろうか。こんなに弱気で自分をダメな人間だと思っていても億万長者というのが面白い。
もしかして、あまりにも悲観的なため、無意識のうちにリスクをとることを避けていてそれが良かったのかもしれない。
会社経営者は、ときにリスクをとって大勝負に出ることも大事だが、それ以上に会社が潰れてゲームオーバーにならないようにリスク管理をするのが大事。
矢野博丈社長の経営スタイルは、この変化が激しい時代にうまく適合していたのかもしれない。

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