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317,同じ名前の学校


「全国に、ここと同じ名前の学校は幾つあるのだろうか?」そんの疑問を持った校長である友人は、パソコンで調べてみた。

 以下、彼に成りかわって文を書いてみます。

ヒットしたのは、新潟県の上越高田にある南本町小学校。

早速、上越の南本町小学校に電話連絡してみた。

突然の連絡にビックリし、

「何のためにやるんですか?どんなことができますか?」

「同じ名前だということをきっかけに仮想のライバル校としてお互いを励まし、応援し合いたい。井の中の蛙にならず、広く世の中を見させたい。…」

具体的には、学校だよりや行事等の写真交換、職員の派遣、地域の特色など…。

上越南本町小学校 校長先生と子ども達

早速開始
こちらから送ったものは、卒業生の声優さんを呼んで声優体験の授業風景、

声優 津田ケンジさんと高橋美佳子さんとスタッフ
希望者 セリフ読み体験

6年生か下級生を指導する交通安全教室、

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千葉県の自転車競技会への参加、

親子トイレ掃除体験、

地区合同の盆踊り大会での子供たちの活躍、

京葉道路下のトンネルの絵の作成、

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相撲部屋見学体験、

NHK「親と子のTV」への参加、

船橋特産の海苔を給食用に、バカ面踊りの面なども送る。


すると、上越から

雪の贈り物 子ども達がとても歓びました。

そして、なんと、東京への修学旅行の半日をあて、船橋に来てくれることになりました。まさかのまさかの出来事です。

ゲームをしたり遊んだり、

それぞれの地区の特徴を発表し合ったり、

そして一緒に東京湾クルージング

それぞれの子ども達にとって良い思い出になったことだろう。

 そんな矢先、新潟で中越地震が発生。

「新潟が大変、僕たちができることで新潟を支援したい。」

それが義援金活動に繋がった。

小学生に何ができるのか?

知恵を出し合い、
乗降客の多い船橋駅で、小学生なので時間は1時間限定、沢山の場所で、大きな声で呼びかけて…

よろしくお願いします!

集まったお金は40万円ほど。
翌日、船橋市役所を通して新潟に。

 卒業式の中でPTA会長さんから

「君たちは、本当にスーパー6年生であった。日本全国でもこんなに活躍した6年生はいないだろう。

色々なことを通して互いに知恵を出し合い、人間的に大きくなっていったことを実感しました。本当によく頑張った!…」 

清水国明さんとPTA会長 

その後、徳川四天王の榊原家(高田城主)の末裔が船橋に在住していることも分かった。
 また、上越南本町小学校の卒業生が船橋市内の大学に来ていることも分かった。
 一つの取り組みが色々な所でつながった。

友達は、「大変だったけど、楽しかったなあ。職員と子ども達に助けられた。子供たちが優秀だった。本当にそう思う。」と…語ってくれた。

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316,良いお店だなあ


猫の餌を買いに行った。大袋と小袋をひとつずつ。


レジに並ぶと前のおばあさんがゆっくりとお金を払っている。


店員さんが私を見て、サッと私の所に来て

「お持ちしますよ。まだ前のお客さん、まだ時間が掛かりそうですから…」

「えっ?大丈夫ですよ。」…

「ここに置きますね。」

「ああ、ありがとうございます。」

前のおばあさんは、しっかり、しかもゆっくり札と小銭を数えて


「これで大丈夫だかい?」

「はい、大丈夫ですよ。ハイ、レシートです。おばあさん、気を付けてお帰りくださいね。」

「ありがとうな。」


いよいよ私の番です。
「今日、このカード初めて使うんだ。だから嬉しくて…」

「あら、ピカピカに綺麗ですものね。」

「店長さんが熱心に勧めるものだから、つい作っちゃったんだよ。」

「ちょっとお借りしますね。」…

「うちの猫、この餌しか食わないんだよ。」

「うちも同じですよ。好きなもの決まっているんですね。」

「このご時世、餌も値上がりしてきてね。」

「本当ですよね。私たち売る方もなんか申し訳なくって。」

「でも、ここは同じものでも他より安い方だよ。」

「そうなんですか?」

「●●や△△でも、この餌も200円位高いかな。」

「はい、店長に報告しておきます。」…

「はい、レシートとお釣りです。」…

「お釣り多くないかい?」

「えっ?本当ですね。すみません。打ちなおしますね。」

「大丈夫、後ろには誰もいないから、ゆっくりやっていいよ。」

「ありがとうございます。1円でも間違えると後で大変なんですよ。」…

「はい、今度は大丈夫だと思います。」

「うん、あなたのおかげで、今日は気持ちよく買い物ができたよ。…あれ、大袋の方は、この値段でいいの?」

「はい、同じものなんですけど、うちは、メーカーが値上げをした時点後に入ってきたものから新しい値段で売っています。前からあるものは前の値段でやっているんですよ。」

「そうなんだ、良いお店だなあ。また来るね。」

「お待ちしております。」

 地方には、町の大型店とは違って、店員さんの温かい言葉が必ずある。
この店員さんの機転と会話力も気持ちが良い、だからまたそのお店に行きたくなる。千葉県香取市にある『コメリ堀之内店』でのことでした。

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315,武道って?


 武道を長年習っている友達が呟いていた。

「武道って素晴らしい所がたくさん有るんだけど、嫌な所もあるんだよ。」

「へえ、そうなんだ。」

「元々武道の武は、『二つの戈(ホコ)を止める』、争いごとを治めるって意味なんだよ。」

「そういう意味なんだ。」

「だから、上手くはなりたいけど、強さを競って、どっちが上だとか下だとかってあんまり興味がないんだよ。」

「でも、大会とかで優勝したいんじゃないの?」

「ああ、確かに、やるからには優勝したいよね。だけど、勝ち負けより、負けない自分作り?或いは武道の精神を日常の生活に生かすこと、礼節、人との和、本質を見抜く力…人間力というか…強さだけを求めて行ったら、自分の老いには勝てないし…他人のやり方も理解しにくいんだよ。」

「確かにそうだな。」

「それと、嫌なのが、自身の武道以外に他武道を受け入れない人が多いんだな。

中には同じ武道の流派なのに、他の道場とうまくやれない。教え合いができない。

もっと狭い所では、一緒に練習している仲間とでさえ軋轢が生じる。

やればやるほど自分一人の個人技になって行くような気がして…。

『剣豪は天下をとれない』って言われるのも良く分かるんだよ。」

「なるほどね。」

「それぞれの武道には、それぞれの良さがあるからなあ。

 素手で板や瓦を割ったり…あれはトンカチで良いじゃないか?と思うこともあるけど内面の鍛えという大事なこともあるし…。

やはり武道は人を作る手段だと思うから、その精神を日常生活、特に人間関係に役立てていきたいなあ。と思っいるんだよ。」

『半ば(なかば)は人のために、半ばは自分のために』
『全てのことは人が起こすこと』
『しっかりとした人作り』 

 戦後の荒廃した日本を見て、人造りの為に少林寺拳法を創設した宗道臣先生の言葉が思い出される。

またこうも言っている

『武道の優れている人がいる。凄い人だとは思うが偉い人ではない、勘違いしないこと。それを人のためにどう使うかが問題だ。』

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314,五分前までお待ちください

ある猿の村での話である。
猿の村にもみんなが集まる集会所がある。そこが新しく、快適な建物になった。みんな喜んだ。

暫く使っていくうちに不満も出てきた。

…各部屋に時計がない、5分前まで部屋に入れない、その日の開催内容や使用団体が分からない、駐車場の仕切りが不鮮明など。 

 特に「5分前まで部屋に入れない」ことには困った。

 今までは、部屋が空いていれば、多少早くても準備の関係等を考慮して入れてくれた。エアコンも早めに入れてくれたり、利用者と施設側との関係も良好であった。
帰り際も「お世話様でした。」「ありがとうございました。」が自然と飛び交っていた。

 この日もある猿がちょっと早めに行って、受付をすると受付嬢の猿が「5分前まで入れません」と。

これまで何度も言われてきたので、思わず、「5分前って何時何分ですか?私、時計を持っていないので…、」

「12:55です。」

「ここで待っていていいですか?どの時計を見たらいいんですか?」

「お声掛けします。」…

10分ほど待たされて

「はい、入ってよろしいですよ。鍵をお渡しします。」…

「あのねえ。言いたくないけど、5分前って、決まりがあるんですか?なぜ5分なんですか?6分、10分じゃいけないんですか?」

「決まりはありませんが、皆、共通理解してそうしています。」

「この辺はローカルな場所なので、杓子定規のように5分ピッタリじゃなくてもいいんじゃないの?」

そこへ他の係員がたまたま通りかっかった。

「あっ、この猿のお兄さんは、ねえ、本当によくしてくれて、早めに部屋を開けてくれたり、準備をしてくれたりして、本当に有難いんですよ。」

「いやあ、私も5分前は、同じようにやっていますけど、状況を見て『私なりの5分前』でやらしてもらっています。」

「あなただけだよ。ぴっちり5分前にこだわっているのは…。

 あなたは、意地悪が好きなんですね。こういうのを意地悪って言うんですよ。
みんな困っていますよ。カラオケボックスの受付じゃあるまいし、早く入ったっていたずらするわけでもないんだから…」

「じあ、私が悪いんですね?申し訳ございません。」

「おいおい、喧嘩売ってんの?…あのねえ、子どもじゃないんだから、『良いとか悪いとかに括らず』お互いに良い方法を考えた方がいいんじゃないのかな。
『良い、悪い、すみません。』じゃ何の解決にもならないよ。

あなたのやっていることは、規則遵守で決して悪い事ではないけど、もう少しアバウトで幅があってもいいんじゃないですか?『間違いじゃないけど正しくない』そう思いますよ。

 私たちもこの施設使わせてもらって本当に感謝していますよ。わくわくした楽しい気持ちでここに来ているんですよ。
それにあなたの柔らかい対応と笑顔があれば、お互いに良い気分になれますよね。

 今のままじゃみんな嫌な思いしますよ。

『ちょっと早いけど、良いですよ。』と言われれば『ありがとうございます。』と自然に、あなたに感謝の気持ちが出るじゃないですか。

 余計なことだけど、数字や規則を前面に出すと、その曖昧さ突かれたら、泣かされるのは自分ですよ。あなたの猿性、そして幅のある『5分前』で対応した方が良いと思いますよ。」

「…分かりました。…」

 周りにいた他の受付猿さんたちも、実は困っていたらしく
「もっと言ってやって!」という応援の声が聞こえたように思いました。

 あの受付のお姉さん猿さんは、分かってくれただろうか?
 笑顔で対応するだけで変わるのに…。言葉にも温度がある。温かい言葉、冷たい言葉、ましてや職場で指導的立場にいるとしたらなおさらだ。

 後で、自信も反省しました。言いたいことは言ったけど、北風対応だけでは、人は動かせないこと。

 数日後、ちょっとした手土産を持って「これからも宜しくお願いします。」と太陽的対応をしてきました。

 これでみんな笑顔で交流できるかな?

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