月: 2023年11月
久々に電車を利用して懇親会に向かった。駅で掲示板を見て、時間と番線を確認して乗った。
「はい、ありがとうございます。今行った上りの電車ですよね。」
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359,またやっちゃった
買い物をして、家に帰ると、小物入れがないことに気が付く。
バックの中、車の中、家に帰って立ち寄ったところ、何度も確かめたが見当たらない。「あれー、やっちゃったかな?」
お店に電話をしたら、夜間なので通じないとのこと。
考えていても仕方ないので、お店に行ってみることにした。
「悩むのはその結果を聞いてからにしよう。」
…お店に入って店員さんに事情を告げると、
担当者に連絡してくれて、名前を言うと、私の落とし物らしきものがあると教えてくれた。
暫くして、担当者の方が、落とし物を持ってきた。私のものだ。
「それです。」
「中身は何ですか?身分を証明するものを出してください。」
運転免許証を出すと
「はい、大丈夫です。じゃあ、これをお渡しします。これで終わりです。」
しっかりとお礼と感謝の気持ちの述べて帰って来た。
結果がよかったので安心して帰路につけた。
もし逆だったら、ガックリして事故を起こしていたかもしれない。
皆様に感謝ですね。免許証がないと再発行まで運転もできないし、カード類も停止措置等面倒くさい手続き、預金通帳も、USBも…。考えただけでもぞっとする。
以前、10年位前かな?財布と免許証をなくして、一時停止違反で捕まって以来、財布と免許証は、別にしていたが、同じ小物入れに入っていたんじゃ同じようなことだ。(205話「幸運?不運?」)
財布、各種カード類、名刺、手帳、皆さんは、どうやって保管し携帯していますか?年々携帯品が増えていませんか?
一度なくしてみて、毎日、身に付けて保管する難しさに気が付きました。
「自分は、大丈夫」と思っていても、つい酔ってしまったり、平常心を失うほど興奮したり…全くないということは、ありませんから…。
「どうしたんだ?今日は、元気がないなあ。眠そうだな?」
「そうなんだよ。俺の所、マンションなんだけど、上の階の音がうるさくて。」
「ちゃんと言えば、いいじゃないか?」
「上が、どういう人だか、俺も良く知らないんだよ。
最近引っ越してきたらしいけど、ちゃんと挨拶もしてないし、顔も見てないんだ。
女房が言うには、障害を持った子供がいて、大変だとか言っていたけどな。」
「そうなんだ。だけど、言った方がお互いのためじゃないのか?
たまたま、ある音だったら許せるけど、眠れないほどだったら、大変なことだぞ。」
「棒かなあ?連続でドドドドドドとか、足をドンドンと踏み下ろしたり、そういうのが何回もあるんだよ。」
「自分で言いにくかったら、管理人とか自治会長さんとかに実情を話して、代わりに言ってもらったら?」
「うん、そうだね、そうしてみるよ。」
一週間後…
「上の階の音は、どうなった?」
「ああ、あれね、自治会長さんに話そうと思っていたら、例の棒の音が聞こえてきてね。」
「チャンスじゃないか。その音を直に聞いてもらえばよかったじゃないか。」
「うん、俺の方も笛の発表会が、近じか有るから、棒の音を紛らすために、練習も兼ねて、ちょっと大きな音で笛を吹いたんだよ。」
「そしたら止んだのか?」
「そうなんだよ。何曲か、吹いているうちにその子の好きな曲があったんだろうなあ。ぴたりと止ったんだよ。」
「嘘だろう。たまたまじゃないのか?」
「そう思ったから、その曲を何回か吹いたんだよ。
それが当たりだったね。
その日は、それ以上うるさい音はなかったけどね。」
「へえ、そうなんだ。」
「後日、女房が、お礼を言われたらしいよ。
『あの曲、うちの子大好きなんです。あれからCDを買ってきました。
音楽という方法があったんですね。
私もイライラしなくなりました。
ありがとうございました。』と。」
「よかったじゃないか。トラブルにもならず、しかも良い感じで終わって…」
「あの子のお母さんも困っていたんだろうなあ。俺の笛も少しは、役立ったってことかなあ?」
「ま、笛の音は、結構響くから、今度は、お前が近所迷惑にならないようにな。」
「そうだな。」
「さあ、新しい曲を練習しようぜ。」
その後、半年余り過ぎたころ、
その子は、施設に入ったと、友達は言っていた。
「母さん、この枝豆すごくおいしいね。こんなの初めてだよ。」
「あらそう?良かったわ。友達の小島さんからいただいたの。黒豆の大豆とか言ってたわよ。」
「そうなんだ。母さんの茹で方も上手いんじゃないの?」
「あらそう?」
「コクも香りもあって美味しいよ。これじゃあビールも進むよ。」
「あらまあ。」
「俺は、枝豆って、みんな同じだと思っていたんだけど違うのか。」
「そりゃそうでしょ、山形の鶴岡に引越しした鈴本さんが送って来るのは『ダダ茶豆』というでしょ。」
「ああ、あれもいい香りで美味しかったなあ。」
「でしょう?それにスーパーに行くと『どら豆』というのもあるわよ。」
「何だそりゃ?ドラえもんみたいだな。」
「丹波地方の黒大豆を使って高級品らしいわよ。」
「へえ、そうなんだ。」
「それに、私の生まれた地方では、『鴨川七里』というのもあるわよ。これもおいしいのよ、七里先まで匂うというんだから…。今度、その苗をもらって来てみるわよ。」
「ありがとう。この小島さんからいただいた枝豆もチョーおいしいよ。これも『どら豆』のなかまじゃないのかなあ?今度、『どら豆』が売っていたら買ってきて!食べ比べてみたいなあ。」
「枝豆って、豆の種類くらい数があるんじゃないかしら?」
「そうだなあ。飲み屋さんで出て来る枝豆も今度から良く味わってみよう。」
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