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少しほっこりする話を見つけたので紹介します。
《ぼくのほこり》
ぼくが大好きなサッカーができるのは、家族のおかげだ。みんなで応援してくれて、ゴールを決めると全員で喜んでくれるからだ。
朝練担当は、おばあちゃん。子どもの頃は「いだてんのひさちゃん」と言われていたハッスルばあちゃんだ。七十七才とは思えないしなやかな身のこなしで、眠い目をこすりながら、もたもたしているぼくをビシビシと、そして、いっぱいほめて頑張らせてくれる。
食事担当は、お母さん。大嫌いな野菜をぼくにどう食べさせるか、毎日悪戦苦闘。すり下ろしの術やみじん切りの術で、いつもだまされちゃうんだ。
体調管理担当は、お姉ちゃん。新米看護士。でもいうことは一人前。冷たくいわれるとムカつくけど、その通りなんで頭が上がらない。
そして、我が家のボスは、お父さん。口うるさいし、わがままだけど家族を誰よりも愛しているんだ。
ぼく知っているよ。定期入れに家族の写真が入っていること。
そんな家族の一員であることが、ぼくの一番のほこりだ。
(家族の絆エッセイ入選作品集より 小4年の作品から)
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