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以前、北海道旅行に行った時、札幌の大倉山にあるスキージャンプ台に行ったことがある。
TVで見ていたのとは全く違っていた。
その高さ、斜面の角度、そして迫力に圧倒された。
上まで行って下を見下ろすだけで高所恐怖症の私は足が震えた。まるで真下に飛び降りるような感覚であった。
「こんな競技を誰が考えたのだろうか?」
また、「選手たちは恐くはないのか?」
「こんな上からスキー板で降りる人はいないだろう。」
私は、ずっと囚人を突き落とす刑罰だと信じていた。
囚人にスキー板を履かせ、崖の上の急斜面から突き落とした。うまく着地すれば無罪。ほとんどが死亡か大けが。
確か体育の教科書にも載っていたように記憶している。
しかし、よく調べてみると囚人の刑罰では、なかったようだ。
このジャンプ競技は、840年ごろのノルウェーのテレマーク地方が発祥の地とされている。スキーで遊んでいるうちに自然発生的に競技となったという説が最も有力だという。
NHKの教育放送でも、刑罰説はでたらめで、単なる遊びの延長で生まれた競技と紹介されていたと聞いた。
刑罰説を信じているのは日本人だけで、発祥地ノルウェーで刑罰説を聞いてもだれも知らないという。
ただ、競技の現場を見た私には、その怖さから、遊びの延長説より、刑罰説の方が今もしっくりいく。
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