「あいつは、良い奴だよなあ。」
「君のお母さんは美しいし、頭も切れるね。」
「お母さん、息子さんは、よく働きますよ。」…
人に褒められることは大人でも嬉しいものです。
直接褒められても嬉しいけれど、このように間に人を入れ、その人を通して褒められる「三角褒め(間接褒め)」は、その場で聞いた人も、後でその人から「~と言っていたよ。」と聞かされた本人も嬉しくなります。
特に後で聞かされた本人は、直接褒められるより、なん倍も嬉しいのではないでしょうか。
直接の褒め言葉には、お世辞があるかもしれませんが、三角褒めには、言った人の本当の気持ちが現れているように思います。また、伝えてくれた人への感謝の気持ちも湧いてきます。
逆の三角悪口(間接悪口)は、言わないに越したことはないですね。
よく、「人の不幸は蜜の味」と言われます。愚痴りたい気持ちも分かりますが、人の悪口を聞かされるのは誰しもあまり良い気がしません。
悪口は、天に向かって唾するようなもので、必ず自分に帰ってきます。
「部長、田中が部長のこと、なんであんなのが部長なんだ?と言ってましたよ。」
「なにーっ!じゃあ、田中に言っておけ!この部内で一人だけ口ばかりで仕事のできない奴がいる、と。
…まさかお前、田中の名前使っているけど、本当はお前がそう思っているんじゃないだろうな!それとも、なにかい?俺と田中をケンカさせたいのか?」
「はい、ああ、いえ、滅相もございません。」…
「なんなら、二人とも明日から来なくてもいいんだぞ!」…
そういうことが無いとも限りませんしね。
また、上司によっては、告げ口を鵜呑みにして、聞く耳も持たず注意・指導し、職場の人間関係を壊していることや告げ口者に操られていることすらも分からない人もいますから…。
※より良い人間関係づくりの為に、人の良いところを見つけるようにし、時には意識して三角褒め(間接褒め)を使ってみてはいかがでしょうか。
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これを書きながら嘉門達夫さんの歌「ええ奴やんか」をふと思い出して口ずさんでいます。
嫌な奴と思っていた部下が「部長、これ旅行のお土産です。」…
それでコロリ…
「ええ奴やんか、ええ奴やんか、ああ見えても、なかなか、ええ奴やんか」
そんな人の気持ちの変わり易さを笑える歌詞で綴っています。
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「110,ええ奴やんか」への3件の返信
事実関係を調査せず、一方的に判断され、早く告げ口した者勝ち。後からの発言は上書きされない。
間違った情報も流される。
上司の好みで明暗分かれる。悲しいけれど、現実で。
上手く向き合う術はないものでしょうか。
vamos様コメントありがとうございます。職場の上司が得を持ち、全体を見られる人であれば、働く意欲も湧いてきます。逆のケースの場合、時には爆発させてもいいのでは?と思います。「評価は人の勝手、天に違うことするなかれ」勝海舟の言葉を思い出します。最近は、職場だけでなく、政治家や役所、企業等でも不正が横行し、部下がバカな忖度をしているのを見ると、上に立つ人の質が低下しているのを感じます。欲得が先行する社会では、これから先も思いやられますね。上に立つ人の質、組織の質を少しでも上げないと…。良い人はたくさんいるのに…。飲み会も最近は減っているし、腹を割って話す機会もなかなか取れないですし。今私が言えることは、目の前の仕事を丁寧にやる。それくらいです。考える機会を与えてくれたことに感謝です。パナシ
[…] 101,これは良い 102,仕事は人を選ばず 103,吾唯足知 104,近所とは仲良く 105,塩と砂糖を描く 106,最近の田舎 107,適度な甘さ 108,マニュアル言葉 109,+と- 110、ええ奴やんか 111,よく頑張ったね 112,「思い込み」の利用 113,3Vと3S 114,英雄は意図して作る 115,身近な毒物 116,よき若者多し 117,良いと悪い 118,元気と勇気 119,小笑話 120,「遊び」が大事 121,男言葉女言葉と溺愛 122,記憶力 123,なぜ左回りなの? 124,自然体から学ぶ 125,ニホン?ニッポン? 126,読点と句点 127,雷 128,大きいと太い 129,卍の意味は? 130,歯科医院での光景 131,先人に学ぶ 132,アリだったら? 133,かえるのぴょん 134,個人情報保護の陰で 135,これは何? 136,父親像 137,リラックスタイム 138,あの時は 139,ほぼ69cm 140,心の傷 141,食べて大丈夫? 142,界面活性剤 143,村を守る 144,自分の言葉をつかえ 145,蜘蛛の糸 146,家族の支え 147,変わりゆく言葉 […]