
ボランティアで小・中学生にバスケットボールを教えている友達がいる。彼がしみじみ言っていた。
「最近、子供達の部活動は、なくてもいいんじゃないか、もっと自分の好きなこと自由にやらせるべきだと思うようになってきたよ。」
「だって、自分もバスケ教えているじゃないか。」
「うん、それも止めたくなったんだ。
子供から自由というものを奪っているようで…
部活動とかバスケでもサッカーでも、その中での考えしかできない。
他のこと何も知らない。そこで挫折したら他に生きるすべを知らない。
いろいろなこと自由にやって、いろいろ動いて、いろんな考えを自分なりに学び…」
「そうか。そういえば、昔の田舎の子供達は自由だったね。今の子供達は、習い事とか多くて確かに自由がないよなあ。決められた枠の中で、どううまくこなしていくかに全生活をかけているからなあ。」
「もっと自由だったら、虫が好きなら、ずっと虫を追いかけてもいいし、探検が好きだったら、とことん探検してもいいし、今はとても出来ない。」

「そうだなあ。以前に、専門と教養で考えたことあったけど、子供の頃から専門的教育を詰め込んではいけないなあ。
子供の頃は、むしろ色々なことをやらせて教養をつけないと、人間としては、どうかなあ?と考えちゃうよね。」
「バランスのとれた、総合的判断の出来る足固めは、子供の頃にあるように思うけどなあ。」
「確かに。」
「今の子供たちは、可哀そうだよなあ。『やりたいこと』じゃなくて『やらなきゃいけないこと・やらされていること』が多すぎるからなあ。だから、ちょっと解放してあげたくなっちゃったんだ。」
「そういうことか。ただ、自由に解放しても、家でゲームばかりという子も多いんじゃないの?」

「そういう問題もあるしなあ。」
「だから、週に1回程度の習い事なら大丈夫じゃないのかなあ。」
「難しいよなあ、子育ては…一人ひとり答えが違うからなあ。」

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