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友達がこんな体験を話してくれた。
「ありゃっ!何だこりゃ!」実家について車から荷物を降ろそうとした時、左後輪のタイヤがぺちゃんこにつぶれている。
「パンクだ。どうしようか?」…。
取り合えず、ジャッキで車を上げて、つぶれたタイヤをスタッドレスタイヤと取り替えた。
時間を見たら6:30。
近くのタイヤ店に持って行った。店員さんが店のシャッターを下ろしていた。
「もう終わりですか?タイヤがパンクしちゃって。」
「いやー、ちょうど今、片付けちゃったんで…」
「分かりました。町の方に行ってみます。」
ムムム…残念。
町に向かっている途中でHONDAの販売店があったので、店の前に車をつけた。
受付の女の子がすぐ出てきて「どうされましたか?」
「パンクしちゃって。まだやってもらえますか?」
「大丈夫ですよ。」
「助かったなあ、その先のタイヤ店で今日はもう閉店でできないと断られたんですよ。」
「そうなんですか?」
「左の後輪です。釘を踏んだみたいで、スタットレスで代用してます。」
「ご自分でやられたんですか器用ですね。…じゃあ、お店の方にどうぞ。」この女子店員の明るい対応にほっとした。
書類を書きながら「あの車、10年乗っていますけど、一度も故障がないんですよ。HONDAの車は、丈夫だね。他社の車だと5年過ぎたらどこかガタが来るんだけどね。」
「ありがとうございます。」…
冷たい飲み物を持ってきてくれたときも
「私は、創業者の本田宗一郎が大好きで、若い時に採用試験受けて、三重県の鈴鹿工場に配属が決まったんですよ。ところが、親に遠過ぎるって反対されて…埼玉の佐山工場だったら良かったんだけど…当時の本田技研は社員一人ひとりの発想を大事にしていたんですよ。そこが好きだったなあ。
…確か、ナビシステムも本田技研の発明ですよ。」…。
30分後、
「お待たせしました。修理が終わりました。3,300円頂きます。…」書類にサインして完了。
「こんな晩い時間に助かりましたよ。」
「こちらこそご来店ありがとうございました。
今回の補修はあくまで仮補修ですので、何かありましたら、
また、ご来店ください。」…。
「修理部の若い人たち羨ましいね。」
「そうですか?」
「好きな機械いじりを毎日できるんですからね。」
「そうですね。伝えておきます。」
こんなこともあり、友達は、気持ちよく実家まで帰ることができた。ということでした。
良いお店、良い人たちに会えて、彼の『HONDA愛』は、これからも続くだろう。
似たように『TOYOTA愛』や『MAZDA愛』の友達も周りには、たくさんいます。
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