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朝、仕事に行く前に身だしなみを整えるときに、必ず見る鏡。
実は、自分の顔は左右反転しているものを見ているということは分かっていますよね。
「鏡は、どうして左右逆に映るのでしょうか?
上下は、なぜ反対にならないのでしょうか?」
私たちは、体験的に当たり前に捉えていますが、なぜ左右だけ逆で上下は逆にならないのかは知っていますが、いまだその説明の定説がないのです。
そこで、今回は、鏡に映る像について考えてみました。
Eと書いた紙を持って鏡に立つと、鏡の中の字はヨのように映ります。だから鏡は左右反対に映る…。そう思いますよね。
では本当に左右が逆になるんですか???
物を大きくして見ましょう。
鏡の前に立ち、右手に本を持ったとしましょう。
鏡の中の自分は、左手で本を持っているように思いますが、本自体は、鏡の左(自分から見て)に映ってはいません。
ですので、まったく左と右が逆に映るのではありません。
ここで問題なのは、鏡の前にいる、今の自分と鏡の中の自分を置き換えて考えてしまうからですね。
鏡の中の自分は確かに左手で本を持っているように見えます。
鏡の前の自分と鏡の中の自分を一緒に考えてしまう。これが混乱のもとなのです。
そして、鏡は左右逆に映すと思っていると、危ないこともあります。
慣れれば大丈夫
車のバックミラーで、後ろの車が左折のウインカーを出したのを見ました。
バックミラーにはどう映っていますか?
逆ではないですよね。点滅しているウインカーは左ですよね。
初めて車を運転したころは、少し混乱しました。
暫く鏡の不思議を考えていたら、ついに分かりました。
夢の中でこんなことを考えました。
透明なガラス板(またはシート)にEという字を書いて鏡に映します。
鏡に映った字と、ガラス板を裏から見た字は同じヨなんですね。
同様に自分の姿を写真に撮り、それを布にプリントし、鏡の前に置きます。
鏡の中の像と布を裏から見た像は同じになります。
そういうことなんですね。
動きのある像でも同じですね。
映画を映すスクリーンを裏から見ている状態が鏡に映された動画になります。
ということは、最初の設問「鏡は、どうして左右逆に映るのでしょうか?上下は、なぜ反対にならないのでしょうか?」は
とんでもなく間違った意味のない質問だったのですね。
私の結論は、「鏡の像は、鏡の前の像を裏から見ている」ということに落ち着きました。
皆さんはどう思われますか?
フィルムカメラのネガを見てもそう思いませんか?
そんな折、町の商店街の旗竿に縦に「プーさん」と書いたものがありました。風になびいて裏返ると「プーちん」に見えてしまいました。ははは。
最近、スマフォで自撮りする人が多いですが、映った像は全てを反転させているのではなく、映像の裏から再生しているんですね。すごいこと考えていますね。
鏡のこと真剣に考えていたら、頭が痛くなってきました。
どうして定説がないのもうなずけます。
朝、鏡を見たら「裏から見ている自分の顔」だと言い聞かせています。
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