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「お父さん。今日学校でね、チャイムが鳴っても、みんなざわざわしていて授業がすんなり始められなかったんだ。」
「そうなんだ。」
「そしたら先生が『今から命令ゲームをやります。』と…
命令と言われたら、その通りにするんだよ!
みんな『えっ?』て思ったけど先生がどんどん進めて行って
『命令と言ったら、それに従ってください。命令と言わなかったら無視していいです。』
面白そうだったので、みんな『はい!』と…
『では、行きます。…命令、立って! 命令、座って!』
『命令、右手を上げて!』
『ハイ、下げて!』何人かが手を下げたんだよ。引っかかった人を皆が笑って…。
『命令、目を閉じて!』…
『先生、長いよ。』
『では、命令、目を開けて!』
『命令、授業に入ります。』
先生の言うことをよく聞いてないと間違えるから、教室はすっかり静かになって、授業がすんなり始められたんだ。」
「先生も考えたね。」
さあ、始めるよ。
「お父さん、僕ね、気が付いたことあったんだよ。」
「なに?」
「普段の生活でも、先生が、いちいち『命令』と言わなくても『ハイ、皆さん~しましょう、してください…』って命令ゲームと同じだなあって思ったんだよ。」
「ああ、そうか、良い所に気が付いたね。」
「うん、だから、『ハイ、皆さん、こちらを見てください。ハイ、こちらからお入りください。ハイ、これに記入してください。』なんか、『命令』が『ハイ』に変わっただけで、言葉は丁寧だけど、命令ゲームだなあ。そう思ったんだ。」
「そう言われれば、ヒデちゃんの言うとおりだな。いいとこに気が付いたじゃないか。」
「うん」
おいしそうでしょう?
すると、お母さんが、
「ハイ、あなた、今日は、南瓜よ。」
ヒデちゃんは笑いながら
「命令、南瓜を食べて!」ということだね。お父さん。」
「そうだな。ハハハ」
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