秋になると色々な植物が実をつけます。ナシ、イチジク、モモ、カキ、クリなどどれもおいしいですね。
中でもクリの実はとるのが大変でも、とても味わい深いものがありますね。
これは、今から何十年も前に実際にあったお話です。 (NECオンラインショップ)
もうすぐに10月に入ろうとしていたある日、
ある小学校で、担任の先生が「明日は、近くの森にクリ拾いに行きます!用意する持ち物は…」
「やったー!」みんな喜んだ。立ち上がって嬉しさを表現する子もいた。

予定した日の天気は、晴れて上々。一面の青空がまぶしいくらい。子ども達は、帽子に軍手や金ばさみを用意し、はやる気持ちを抑えて、列になり並んで森に入った。
大きなクリの木の下にたどり着くと「この辺で取るよ。」「あんまり遠くに行かないようにな。この笛が3回鳴ったらここに集まるんだよ!」「ヘビとかハチもいるから注意するんだよ。」「えーっ?」…
「では、クリ拾い開始!ピーッ!」
「あった!」「大きい!」「痛い!」あちこちでいろんな声が聞こえた。とても楽しそうだ。20分くらい経過しただろうか。あまり拾えていない子もいたが、友達からもらったりして大体の子たちは、収穫があったようだ。

「先生!大変! 大変!先生!」慌てて担任に走り寄る子がいた。
「友広君!どうした?何があった?」友広君は泣きながら「和ちゃんの顔に栗が落ちた。」「えっ!」
先生は、すぐにその和ちゃんの所に行った。和ちゃんは、痛がって泣いている。
先生が見ると、顔の左目の辺りにクリのイガ(トゲ)が刺さっている。大きなクリとそれを包んでいたイガが近くに落ちていた。
先生は「大丈夫だよ。大丈夫だから!」と言いながらも「瞬間に目は閉じたと思うが…、眼球に異常がなければよいが…。」そのことだけが気になっていた。子ども達もみんな心配していた。
先生は、笛を3回鳴らした。
そこでみんなのクリ拾いは中断。
先生は、すぐに学校に戻ると、和ちゃんを保健室へ連れて行き、そして救急車を呼んだ。
治療が終わった後、お母さんが話してくれた。お医者さんの話によると、和ちゃんが上を見上げた瞬間だったので、いくつかのトゲは、目蓋が閉じる前に眼球に、また目蓋を突き抜けていたトゲもあったそうだ。帽子はなんとポケットに入れていたとの話。
和ちゃんは、それ以来、片方の眼が見えなくなってしまった。先生たちも和ちゃんのお父さんお母さんたちも友達もみんなみんな悲しんだ。
楽しかったはずのクリ拾いがこんなにも悲しい結果になってしまうとは…。
この先生は、退職された今でもクリを見るとこのことを思い出し、涙しているとのことです。
※危険はどこにでもある。注意に勝る注意を。
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虽然小心得多,但是事故必然起来(遇见事故)