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パナシ

138,あの時は…

 結婚したての頃、妻の田舎から沢庵と卵をもらってきました。
今のようにレジ袋がなかったので、新聞紙に輪ゴムで軽く包み、紙袋に入れ電車の棚置き場に立てて乗せて置いたら、
真下に座ったおじさんが「臭えー。」「くせー」としきりに呟くのです。
ボックス式の対面座席なのでおじさんの困った表情が良く分かりました。「申し訳ないなあ」と思いながらも何も言えず、私たちはもうすぐ降りるので我慢してもらっていました。
 すると、電車がカーブで揺れて、その沢庵と卵が紙袋から出て落ちてしまいました。
 なんと「臭い」と言っていたおじさんの頭に、しかも卵は2、3個割れて、おじさんの顔に滴り落ちていました。
「すみません」と言ってタオルを渡しましたが、おじさんは受け取らず、プンプンしながら自分のタオルで拭いていました。
 私たちが降りるまでおじさんの機嫌は治りませんでした。
 私と妻は「すみません」と言いつつ笑いをこらえるのが大変で窓の外をじっと見つめていました。

反省:臭う物はしっかり包まなきゃ。田舎の電車?ジーゼル車?は、結構揺れます。自分がこのおじさんの立場だったらどうしたか?…思い出す度に「おじさん、あの時はごめんなさい。」と言っています。
この犬の名はシロです。尾も白い犬です。
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ふとんクリーナーはレイコップ

医師として“アレルギー症状を根本的に予防できるようにしたい”そんな思いからレイコップが生まれました。