①ソフトボールの試合中の会話
「監督、うちら後攻ですよね。」応援に来ていた一人が監督に聞きました。
「そう、後攻だ。」
「じゃあ逆転サヨナラもありますよね。」「うん。それを狙っている。」
それを後ろで聞いていためぐちゃんが「えっ、うちら中学でしょ?高校じゃないよね?」その一言で静まり返ったベンチ内。
監督が「先攻か後攻かということだよ。」
するとめぐちゃんが「監督、先生のこと先コウとか言っていいんですか?」
「あのなあ、だから…つまり…」
②「身体を動かしながら聴くにはTVよりラジオだ。そう思ってAM専用のラジオを買ってきたぞ。見るかい?ヒデちゃん。」
「うん、見せて。お父さん、AM専用って、これって午前中しか聴けないの?」
「いや、午後も聴けるよ。」
「だってAM専用なんでしょう?」
「ヒデちゃん、だから…つまり…。」
③「お父さん、中国にはいっぱい役所があるんだね。」
「ううん?そうか?」
「福建省とか広東省とかいっぱいあるでしょう?何をする役所なのかなあ?」
「ヒデちゃん、日本の文科省や総務省などと一緒に考えたらいけないよ。」
「えっ?違うの?だって、同じ省という字だよ。」
「ヒデちゃん、だから…つまり…。」
④「ねえ、めぐちゃん、明日、代官山に行かない?」
「代官山って高いの?」
「??…こっちより良いものや安いものが結構あるらしいよ。」
「私、山登り嫌いなんだ。」
「何言ってんの、めぐちゃん?」
「だって疲れるし…山登り用の靴も買わなくちゃ…」
「めぐちゃん、だから…つまり…。」
⑤「お父さん、TVで中国地方の岡山のことやっていたけど、岡山って中国にあるんだね。僕今まで知らなかったよ。北京とか上海の近くかなあ。」
「ヒデちゃん、何言ってんの?岡山は日本だよ。」
「えっ?だって中国地方の岡山ってTVで言ってたよ。」
「それはね、真ん中、中間という意味で付けられた日本の地方名なんだよ。中国と区別するために地方をつけて『中国地方』と呼んでいるんだよ。」
「そうなんだあ。でも紛らわしいよね、お父さん。どうして違う名前にしなかったんだろう?」
「ヒデちゃん、だから…つまり…。」
⑥「お父さん、中国から来た李君がうちのクラスに入ったよ。一緒に帰ってきたんだけど、『ゾウ、ゾウ』というからどんな字を書くのか聞くいたら『走』なんだって。
僕は『ゾウ、ゾウ』と言われるたびにもっと走れということだと思って、どんどん走ったんだ。
後で聞いたら『走』は歩くということなんだって。疲れたよ、お父さん。」
「中国も日本も同じ漢字を使うけど意味が違うものもあるからね。せっかくの機会だから、李君に中国語を教わったら?」
「うん。」
今日のヒデちゃんには「だから…つまり…。」は必要ありませんでした。
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