吾とは?
ヒデちゃんは、今日、学校で「吾、天を敬い、人を愛す。」という勉強をしました。
ヒデちゃんは、先生に質問しました。「先生!『吾』というのはどういう意味なんですか?」
先生が答えました。「『吾』の意味は、私と言うこと、分かりましたか?」先生は、自分の胸をたたきながら説明しました。
ヒデちゃんは納得したので「はい先生、よく分かりました。」と大きな声で返事をしました。
家に帰ったら、お父さんが「ヒデちゃん、今日は、学校でどんな勉強をしたんだい?」
ヒデちゃんは、よく納得した『吾、天を敬い、人を愛す。』の事を話しました。
「ところでヒデちゃん、『吾』ってどういう意味?」
ヒデちゃんは、自信を持って「先生という意味だと先生が言いました。」
お父さんは「何!」ときつい声を上げて
「違うぞヒデちゃん。『吾』は、先生という意味ではなく、私という意味だ。けしからん先生だ。
明日、先生に意味が違うと言いなさい。」と不機嫌そうに言いました。
次の日、ヒデちゃんは、先生に「先生、お父さんに言われました。『吾』の意味は、先生のことではなくお父さんという意味だと先生に伝えろと。」
先生は答えました。「ヒデちゃん、吾悲しきかなですよ。」
「はい、お父さんも、僕も悲しいです。」
「ところでヒデちゃん、お父さんは、どういうかんじ(漢字)の人?」
「はい、山田イチロウという人です。」
「うん、だから、イチロウってどういうかんじ(漢字)?」
「はい、怖いときもあるけど、普段はとっても優しいお父さんです。」
先生は「ああそうなのか。」それ以上は聞きませんでした。
なんで?
ある日、ヒデちゃんは、友達のケンちゃんと言い争いになり、思わず手が出て、ケンちゃんを泣かせてしまいました。
その後、そのことで、ヒデちゃんは先生に呼ばれました。
先生が「ヒデちゃん、何で殴ったの?」
ヒデちゃんは答えました。
「手で殴りました。」
「だから、何で殴ったの?」先生が声を荒げてもう一度聞きました。
「この手で殴りました。」
「だから、だから、何で殴ったの?」
「手でグーで殴りました。」
先生は言葉を換えて「ヒデちゃん、じゃあ、どうして殴ったの?」
ヒデちゃんは、少し、もじもじしながら「どうしてって…先生いいですか?」と言って先生の前に来ました。
小声で話す為に来たのかと思っていた先生に
「先生、すいません。こうして殴りました。」と、ケンちゃんにしたのと同じような仕草で先生を殴りました。
先生は、後で『ヒデちゃん、日本語の「なんで?」には、
「何で?」と具体物を指す場合と
「なぜ?」という理由を聞く2つがあるんだよ。
同じように「どうして?」も方法HOW?(何を使って?どうやって?)と
理由WHY?(なんで?なぜ?どうして?)があるんだよなあ。
なんで分かんないのかなあ?』と一人呟きました。
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