日本に来た中国の友達が、バス停に並んでバスに乗っている人たちを見て

「なぜ、並んで乗るの?」
「えっ?その方が全員が速く乗れるし、入口も狭いからトラブルも防げるからだろう。中国じゃ並ばないの?」
「中国じゃ並ばないよ。」
「先を争って揉めることはないの?」
「あまり見たことないなあ。」
「そうなんだ、やっぱり文化の違いなのかな?」…
そのことを家で話したら
「大阪の人も並ばないみたいよ。」と妻が言った。
「東京に来て、みんな並んでいるからビックリしたんだって。」
「そうなんだ?」
妻は続けて
「そう言えば、私、友達と台湾に旅行に行った時のことを思い出したわ。
『台北101』の展望台に言った時ね、特設の場所で記念写真を撮ってもらおうと並んでいたら、中国の人たちがやってきてね、ワーワー大きな声で、並ばず一番先頭に割り込む形になったのよ。
すると係りの女性が『こちらに並んでいる人たちが先ですよ。』と、その集団をたしなめていたのを思い出したわ。
文化の違いはあっても、その場のルールに従うべきよね。」
「そうだよなあ。」

そう言えば、こんな事件もありました。
バス停で並んでいる人たちの間に若者3人が割り込んだのです。
みんな顔をしかめていましたが、誰も無法者たちに注意する雰囲気ではありませんでした。
すると列の中の一人のおじさんが
「おい、みんな並んでいるんだぞ。ずるすんな!」
「はあ?なんだ、てめえは!」…

その後おじさんは3人から暴行を受け…ついには亡くなったとか。
おじさんの言い方もきつかったのか?ルールを守らず、注意され、そのことで揉める。
文化の違いだけでは片付けられない問題もありますね。
人前で注意されるのは、誰でも嫌なものです。
やはり面倒でも『並んで順番を待つ』、その方が賢明ですね。
そんなことを感じました。
老婆心ながら、エスカレーターの乗り方も東京と大阪では違うらしいが、トラブルは起きていないだろうか?

