カテゴリー パナシ 306,星空散歩 投稿者 作成者: パナシ 投稿日 2023-02-13 306,星空散歩 へのコメントはまだありません 南の空 「お父さん、クラスの智也君ね、星に詳しいんだよ。」 「そうなんだ。」 「今の季節、ちょうど星がきれいな時期だからと、オリオン座を教えてくれたんだ。」 そしたら先生が『智也君、もう少し詳しく説明してくれるかい?』と。 智也君は、スバルや冬の大三角形、シリウス、おうし座なんかも教えてくれたんだよ。」 「そりゃあ、よかったな。実は、お父さんもあまり詳しくないんだよ。小学校でも中学校でも授業内容が終わらなくて、まったく星のことは教わっていないんだよ。 だから教えてくれると嬉しいなあ。」 「うん、智也君は、パソコンでも探せるって言っていたから、僕、それもやってみたいなあ。」 「よし、じゃあ、一緒にやってみようか?」… 国立天文台が無料で提供しているフリーソフト「mitaka」をパソコンで立ち上げて、今日の夜8:00の南の空のオリオン座をまず見つけた。 「智也君の説明だと、オリオン座の三つ星を上に延ばすと、おうし座の赤いアルデバランがあって、その先に6つか7つの星の固まりのスバルがあるんだって」 「あっ、本当だ。これがスバルか。へえ。」 「でね、逆にオリオンの三つ星を下に持っていくと、おおいぬ座のシリウスという白い大きな星があり、それとオリオン座の左の肩にある赤いベテルギウスを線で結び、更に左に行くと小犬座のプロキオンがあって、この三つの星を結ぶと大きな正三角形ができるんだって。 なんか、それを冬の大三角形とか言ってた気がするなあ。」 「ああ、これか?確かに冬の大三角形って書いてあるな。これかあ。」パソコンの中を見ながらお父さんは感心した。 「よし、ヒデちゃん、今夜は、晴れているから、庭に出て、星を探してみようか?」 「うん、ベランダでも大丈夫そうだね。」… 「いやあ、実物は、こんなの大きいんだ。冬の大三角形もきれいに見えるなあ。」 「スバルもあれかな。ヒデちゃん双眼鏡を持ってきて!もっと大きく見てみようよ。」 「はい、畳の部屋にあったよね。」 「うん。」 「ところで、ヒデちゃん、何で星の色は、違うの?」 「先生がね、それは燃えている星の温度とか言ってたよ。青が一番高い温度で、青→白→黄色→オレンジ→赤の順に低いんだって。だから赤い星は年寄りの星なんだって。」 「そうなんだ。じゃあ、黄色かオレンジの太陽は、初老位かな?」… 「ヒデちゃん、見て!スバルが双眼鏡でよく見えるよ。」 「本当?見せて!」 「スバルと車の会社スバル(富士重工)は、関係があるの?」 「恐らく、星のスバルから会社名をもらったんじゃないのかなあ。車についている会社のエンブレムも星のスバルみたいだし。」 「へえ、うちの車はHONNDA?」 「ああ、本田宗一郎という人の名前からとったんだね。」 本田宗一郎 「そうなんだ。」 「車の名前に星の名前が結構使われているんだよ。」 「そうなんだ。例えば?」 「スバル、ジェミニ、ミラ、カペラ、コロナ、カローラ、カリーナ、アクア… 昔の車は名前にCが付くと売れると言われていからCが付く車が多いんだよ。 クラウン、コロナ、カリーナ、カローラ、セドリック、コルサ、クレスタ、チェイサー、チェリー、センチュリー、カペラ、シティ、キューブ、コルディア、キャデラック、カマロ、カウンタック… 今は、色々な名前に大部ばらけてきたけどね。」 「お父さん詳しいね。」 「長く生きてんだもの。」… 「寒くなったから、もう入らない?」お母さんの声 「お母さん、スバルが綺麗に見えたよ。」 「どれどれ、わあ、本当だ。双眼鏡で見ると、また綺麗ね。」… 「じゃあ、次は、また晴れた夜に、北の空の星を見ようか?」 「僕、北斗七星とか、さそり座とか、南十字星とか白鳥座とか、土星や木星も探したいなあ。」 「うん、智也君や先生にも良く教わっておきなよ。」 「うん。ああ、楽しかった。」 詳しくは→「カメラのキタムラ」おすすめのフォトブック タグ オリオン座, シリウス, スバル, 冬の大三角形