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パナシ

19,コンビニ模様

 

 コンビニで飲み物を取り、レジに並びました。前にいたおじさんと店員の女の子とのやり取りを切り取ってみました。


「お待たせしました。」店員さんが声を掛けました。

おじさんは、弁当と飲み物を店員さんに渡しました。

店員さんはバーコードをスキャンしました。

「あっ、お姉ちゃん、そこのタバコも一つちょうだい。」おじさんが思い出したように店員さんに言いました。

機械操作がまだ不慣れなのか「少しお待ちください。」店員さんがもたもたしていると…

… 

「じゃあ、いいや」…おじさんはタバコをあきらめてしまいました。

「会計は693円です。」

おじさんは見るからに不機嫌そうにお金を払って出ていきました。

なぜおじさんは、タバコを買うのをあきらめてしまったのか?「あら?あら?」と思いながら、ちょっと考えてみました。
 店員さんの「少しお待ちください。」は丁寧な言葉だけれど、おじさんへの命令言葉ではないか?しかも、自分の仕事優先にしている。
 もしこれを「ハイ、今!」とか「少し待っていただけますか?」と相手に判断を委ねる言い方だったら、おじさんは、どうだっただろうか?
多少待たされても、自分の言ったことが受け入れられていれば、気にはならなかったのでは?

 買い物は、客と店員さんの良い出会いの場でもあると思います。気持ちよく買い物ができると気分がすっきり、大袈裟ですが心も洗われる気がします。

このおじさんは、逆にストレスまで買ってしまったのでは? まあ、このおじさんのせっかちな性格があるのかもしれませんが…。

 皆さんは、どう思われますか?
「ハイ、今!」や「少し待っていただけますか?」以外に相手の心理を読んで、どんな言葉を使いますか?

これは、顔の見えない電話の時も同じですね。自分なりの対応の仕方を考えておくといいのかなあ、そう思います。

 この店員さんも、決して間違った対応ではないけれど、こういう小さな失敗から学んで成長していくことを期待しています。
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