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パナシ

299,線の効果

どうして?僕の目が駄目なのかなあ?

「ヒデちゃん、この紙に平行な線を5本くらい書いてみて!」お父さんが息子に言いました。 

「えっ、線引き使って良いの?」

「ああ良いよ。」…

「こんな感じで良いの?」

「ああ、良くできたよ。」

「じゃあ、次に、その線一本一本に斜め線を入れてみて!」

「えっ、どういうこと?」

「こんな感じでやってみて!」

「ああ、分かった。」…

「これで良いの?お父さん。」

「うん、それをよく見ると、最初の平行線が曲がって見えないか?」

「本当だ。ええっ?どうして?」

「横から見ると、元の平行線だよね。」

「うん、どうして?」

錯視というやつなんだよ。どうしても斜め線に惑わされちゃうんだよ。」

「明日、学校でやってみよう。」

お父さんは、白い紙に曲がった枝の絵を描いた。

「これは曲がった枝のツモリなんだけど、ここに線を入れると、真っすぐに見えるということはないけど、曲がっているというのが気にならなくなるんだよ。」

「ああ、確かに。」

「お父さんは、木の枝が好きだから、この『線の効果』を利用して、捨てられる枝をちょっと見栄えを良くしているんだよ。」

「そうなんだ。ちょっとした飾り物に見えるね。」

「ヒデちゃんにも一つ作ってやろうか?」

「いいよ、僕は、枝には興味がないから。」

「じゃあ、特別スペシャルなやつを作ってやるよ。」

「いいよ、本当に要らないよ。お母さんにあげれば?」

「いや、お母さんも要らないって言うんだよ。だからこんなに溜っちゃって…。」

「お父さん、自分の好きなものは、他の人も好きとは限らないよ。」

「ああ、そうだな…。硬さといい、反りといい、良いんだけどなあ。」

横から見ると、平行線だよ。
は若い娘?老女?右はどっちが長い??
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