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パナシ

365,まさか?そんな?

〇何気なくラジオを聞いていたら、貧乏自慢を募っている放送があった。

①私の家は貧乏だったから、手袋が買えず、お父さんの履き古した穴の開いた靴下を手につけて、学校まで行っていたの。

恥ずかしくて恥ずかしくて…。

そうしたら、元気な男の子が

『それ、かっこいじゃん。俺もそれやってこよう』

次の日からそれがクラスで流行った。


②俺、本当に貧乏なんです。でも酒は、好きだから買うけど、おつまみを買う金がない時、時々、輪ゴムを皿において、醤油かけて口の中でむしゃむしゃやるんだよ。

スルメのように見えるし、一向に減らないからいいよ。
味が亡くなったらまた皿に戻して醤油に浸すんだよね。永遠のおつまみになるよ。


③俺は、子供の頃、寒い日はね、石を拾って、地面に暫く擦って歩くんだよ。
そしたら摩擦の熱で石が段々と暖かくなるから、それをポケットに入れていたなあ。

〇「ねえ、ねえ、お母さん、お爺さんが変なことしているよ。」

「どうしたの?」

「なんか、ライターでパンツ乾かしているみたい。」

「ええっ?まさか?」

「まだやっていると思うよ。」

お父さん!何してんの?」

「ちょっと乾かそうと思って…」

「また、おねしょしたの?」

「お前に悪いから、自分で乾かそうと思ったんだよ。」

「火事になるわよ。洗濯するからちょうだい!」

「お母さん、どうだった?」

「大丈夫、何でもないわよ。」


〇「あなた、大変よ。ちょっと来て!」
妻が夫を冷蔵庫の前に連れて行った。

「これ見てよ。」

「これって、あれか?」

「そう、あれよ。口に出して言わないで!トイレと間違えてしちゃったい。相当飲んだのね。」

酔って友達を家に泊めたはいいが、とんでもないことになっていた。

「もう、あの人を連れてこないで!」

「あーあ、子ども達のケーキまで、びしょびしょじゃないか。」

「私が片付けるから、あの人には、何も言わないで!」

「ああ、何もなかったことにしておくよ。」