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パナシ

94、終わらない話

 

 子どもたちを前に、お寺の和尚さんがこんな話をしました。

「むかし、むかし、山奥のお寺で和尚さんが村の子どもたちを集めてこんな話をしました。」

「どんな話?」

「むかし、むかし、山奥のお寺で和尚さんが村の子どもたちを集めてこんな話をしました。」

「だから、どんな話?」和尚さんは続けました。

「むかし、むかし、山奥のお寺で和尚さんが村の子どもたちを集めてこんな話をしました。」

「ずっと同じじゃないか?つまんない。」子ども達は2回位でイライラしてきます。

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 似たようなことがありました。


 携帯電話を他社の切り替えました。中のペイ決済も引き続き使えるように、管理画面を進めて行くと「引き継ぐためには、メールアドレスとこれから送る認識番号を入れてください。」とのメッセージ。

 メール画面に切り替えて番号を確認し、また管理画面に入り、今得た番号を打つが、受け付けされず。また同じ「引き継ぐためには、メールアドレスとこれから送る認識番号を入れてください。」とのメッセージ。

 再度メール画面に切り替えて新しい番号を確認し、また管理画面に入って新しい番号を入れても受け付けず「引き継ぐためには、メールアドレスとこれから送る認識番号を入れてください。」とのメッセージ。

 スマフォ1台でやっていたのでは、エンドレスで受け入れられないことに気づき、パソコンでメールを受信し、確認番号を取得し、スマフォの管理画面に入力してやっと完了。

 1台のスマフォでは、片方の画面を眠らせる手法を知らない者にとっては、永久に完了にたどり着くことはないですね。

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 デジタル化が進んで便利な点もありますが、一番困っているのは、暗証番号、パスワードが多すぎて、覚えきれず難儀な思いをさせられていることです。

 特にパスワードは、正しく打っても、時々拒否されます。ひどい時には、3日間もログインできませんでした。

 電源を抜いて再起動し、何度も繰り返し入力したり、打ち間違えが無いようにコピーして貼り付けて入力したり、サーバーの会社の問い合わせもしました。

 スムーズにログインできず、先に進まないと、本当にパソコンをぶっ壊したくなります。どこが原因なのか分からないほどイラつくことはないですね。皆さんはそんなことありませんか?
 

 そんな時、妻から「ねえ、草が伸びてきたので、後で草刈りして!」「ああ」と言いながらも、心中では「今、話しかけるんじゃない!今度邪魔したら切れるぞ!」そんな気持ちですね。

 もし、火災などの災害があって、パスワードなど記録したものが亡くなった時、お手上げになってしまうのでしょうか?便利さも薄氷を踏む思いなんでしょうね?

 ついでですので、

 以前、銀行でコンピュータ化が始まった頃は、個客の苗字の漢字にコンピュータが細かく対応できない時でした。

コンピュータでこの漢字が出せないのでこちらでもいいですか?」受付の女性がニコニコしながら言うので、こちらは「別にいいですよ。」と承諾…

 ところが、お金を下ろす時になってみると「字体が違います。」「だって、コンピュータで出せない字だからこれにしてくださいと言われたので…」

「それでは、変更届を出してください。」

そして変更届を書いて変更すると、

今度は「印鑑の字体が違いますね。」

「ええっ?いい加減にしてくれよ。」ですね。…

例えば、吉と𠮷  天(上が長い)と天(下が長い)  高と髙  崎と嵜と﨑  沢と澤 広と廣  富と冨などの漢字を苗字に持つ方は経験あるだろうと思います。

 今はそんなことありませんし、キャッシュカードもありますから、お金を下ろすのも楽になりました。

 当時は、ストレスが溜るので銀行に行くのが嫌でしたね。

 あっ!もう一つだけお願いします。

 最近、民放のTVは、お金をかけずに一般人参加型が増え、良い番組もありますが、とにかくCMが多すぎて、イライラします。特に昼過ぎや夜の遅い時間帯は、これでもか、これでもかとCMの洪水。

愚痴を言ったらきりがありません。犬の「白」が「もう終わらない話になるから…」というのでこの辺で止めます。

もう帰ろうよ。早く夕飯を食べたいよ。

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