カテゴリー パナシ 230,着せ替え人形? 投稿者 作成者: パナシ 投稿日 2022-03-08 230,着せ替え人形? への1件のコメント これはおいらの自前の格好だよ。 「お母さん、テレビに出る人って大変だね?」 「何が?」 「だって、毎日、同じ洋服は着られないでしょ?」 「ああ、そのことね。」 「毎日出ている人って、お金はもちろんだけど、洋服をしまう場所だって大きくて広いんだろうなあって思うの。」 「そうね。」 「私、タレントになりたいと思っていたけど、それを考えたら、気が重くなっちゃった。」 「恵ちゃん、あなた、そうなんだ。タレントにねえ。知らなかったわ。」 「お父さんには言わないでね。馬鹿にされそうだから…」 「分かったわ。」 「それでね、お母さん、ニュースを読むアナウンサーや天気キャスターのお姉さんなんか、毎日違う服だし、同じもの着ているのは見たことがないでしょ?」 「そうだね。」 「私、自分が毎日、今日は、何着るかって考えるだけで、頭がおかしくなっちゃう。それに自分に合う洋服をたくさん買いに行くのも大変だし…。」 「男の人は、ネクタイを変えるくらいで良いけど、女の人は大変だと思うわね。」 「制服の方が、私は楽だなあ。」 「お母さんも、若い頃、そう思ったこともあったけど、どうも、専門の人が付いているらしいわよ。局や番組や人によっても違うらしいけど。ある局では、衣装担当やスタイリストがいて、番組によっては、1週間分の衣装が一度に用意されていて、その中から選ぶそうよ。」 「へえ。」 「メイクさんもいるから、スッピンで出社する女性アナも多いとか聞いたわ。」 「衣装、アクセサリ、靴などは、完全にスタイリスト任せらしいわよ。」 「まるで着せ替え人形みたいだね。」 「もちろん自前の人もいるらしいけど、いろいろあるみたいね。」 「どうせなら、私は、腕の良いスタイリストさんがいいなあ。」 「それに、スタジオからの放送やバラエティの屋外ロケでの衣装は、基本的に借り物が多いと聞いたわ。」 「そうなんだ。少し気が楽になったわ。」 「そう?じゃあ、安心してタレントを目指したら?」 「お母さん、お願い、私のスタイリストになってくれない?」 「タレントになったらね。けど、『この服は嫌だ!』とか、わがまま言っちゃダメだわよ。」 「もちろんよ。」 「じゃあ、恵ちゃん、まずは心を磨かなきゃね。」 「うん。」 「じゃあ…お風呂の掃除頼んだわよ。未来のタレントさん。」 「えっ?…分かった。後でやる…。」… 「そういう目線で見ると、東京都知事の小池百合子さんは、この所ほとんど、東京都の仕事着だわね。何か意図があるのかしら…仕事中であることをアピールしているのかしら?」お母さんはそんなことまで考えてしまいました。 エドインターへの入り口 インスタから集客するなら【InstaAuto】 タグ スタイリスト, 着せ替え人形, 自前