カテゴリー パナシ 301,ベーコン 投稿者 作成者: パナシ 投稿日 2022-12-25 301,ベーコン への1件のコメント 「お父さん、このハムおいしいね。」 「うん。美味いね。お母さんの腕も上がったかな。」 「ハムじゃないわよ。ベーコンよ。」とお母さん。 「ベーコンだってさ。」とお父さん。 「お母さん、ベーコンって何?」ヒデちゃんが言うと 「豚肉を塩漬けにして、薄く切ったものよ。おいしいでしょ?」 「うん。」素直にうなずくヒデちゃん。 するとお父さんが「お父さんの知っているベーコンは頭の栄養剤だ。」 「何それ?」ヒデちゃんが質問すると 「また始まったのね。」とお母さん。 「すぐ終わるよ。」とお父さん。 「ベーコンは、ベーコンでもフランシス・ベーコンという人の話なんだ。」 「誰?それ?」 「うん、この人の言った言葉がお父さんは大好きなんだよ。」 「どんなこと言ったの?」 「人と話すことは機転の利く人間を作り、書くことは正確な人間を、本を読むことは幅広く深い知識を持った人間を作る。」 「僕にはまだよく分かんないなあ。」 「うん、今は分からなくてもいいよ。その内に分かるから。」 「で、どうしてその言葉を知ったの?」「知りたいか?」 「うん。」 「大学生の頃、偶然に新聞で見つけたんだ。その通りだな。 それを読んで、『自分の考えを整理してくれた言葉だなあ』と思って、その記事を切り取って大事に保管したんだよ。 それからは忘れないで、自分自身でも少し実行したかなあ。 『話す、書く、読む』…」 「フランスのベーコンという人、凄いね。」 「フランスのベーコンじゃなくて、フランシス・ベーコンだよ。この人はイギリス人なんだ。」 「書くってメモなんかも入るの。」 「そうだよ。」 「読むって、漫画でも良いの?」 「まあ、好きなところから入れば良いんじゃないの。」 「お父さんが最初に読んだ本は何?」 「そうだなあ。3歳くらいの頃かなあ、初めて買ってもらった絵本の『牛若丸』だな。 今日の五条の橋の上、牛若めがけて弁慶は… 字が読めなかったから、家の人に読んでもらって、何回も何回も見ていたなあ。 見るたびに自分が牛若丸になった気分だったよ。」 「あら、そうだったの、私はかぐや姫だったかな。 竹から生まれたかぐや姫 奇麗な着物を着たい、月まで行きたいと思っていたわよ。」 「お父さんもお母さんもよく覚えているね。」 「今みたいに本がなかったから、何度も読んで大事にしていたんだよ。」 フランシス・ベーコン1561年1月22日 – 1626年4月9日)は、イギリスの哲学者、神学者、法学者である。「知識は力なり」の名言で有名。 ・人は、話して賢く、読んで豊かに、書いて確かになる。「人と話すことは機転の利く人間を作り、書を読むことは、物知りな人間を作り、書くことは正確な人間を作る」・悪賢い人は、勉強を軽蔑し、単純な人は勉強を称賛し、賢い人は勉強を利用する。・青年たちは、判断するよりも発明すること、評議するよりも実行すること、決まった仕事よりも新しい企てに適している。・金は、こやしのようなもので、撒布しない場合は、役に立たない。・金は、良い召使だが、場合によっては悪い主人でもある。・家は、中に住むものであり、外から見るものではない。・知は、力なり。・美貌は、夏の果物のように腐り易い。 ヨガ資格をオンライン講座で!【ゼロカラYOGA】全米ヨガアライアンス協会認定RYT200 タグ フランシスベーコン, 知識は力なり