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公立学校の教員は、特別な理由がない限り、5年とか7年とかで異動になります。ある音楽の先生も今回の異動で、この中学校に着任してきました。
音楽部の顧問を引き受けることになり、音楽部の部屋を見に行きました。
「目指せ、全国優勝!」という目標の文字が大きく張ってありました。
その先生は、部長を呼んで
「この目標は、すぐ剥がしなさい。こんなスローガンでいいんですか?
君たちは、何のために音楽をやっているんですか?
全国優勝すること、これが音楽をやる目標なのですか?…
だったら私は、顧問を引き受けません。
全国優勝するかどうかは、それは結果です。
それより、音楽をする者として、一番の基本に戻ろうよ!
自分たちの演奏する音楽を聴いてくれる人たちに良い音楽、今できる最高の音楽を届けようよ!
聴いてくれる人たちがいれば、地域にも積極的に出て演奏しよう。」
何度も全国出場へと導いているこの先生の言葉には重みがありました。
子ども達も納得し、この先生について行くことを決意しました。
今まで以上に練習に熱が入り、結果的に全国優勝を実現させました。
優勝後は、色々な所から演奏を依頼されましたが、奢ることなく「聴いてくれる人たちに喜んでもらえる音楽」を届けて行きました。
技と心が揃ってやっと人を感動させられる。技が心を、心が技を育てる
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