もうすぐ5月です。一年の中で一番好きな季節です。
5月と聞くと、決まって脳裏に浮かんでくる詩があります。
「貧しいから、あなたにさしあげられるものといったら、爽やかな5月の風と精一杯あなたを愛する心だけです。結婚してくれますか?」
これは、子どもの頃に見たTVで東芝日曜劇場?「天国の父ちゃん、こんにちは」という番組がありました。
森光子さんが主演で、未亡人と二人の子供、パンツの行商、まわりの温かな人々との交流をえがいたものでした。
その中で、「五月のうた」というタイトルでこの詩を森さんが読んでいたものです。
長野に旅行に行った時に買った飾り物には、ちょっと文面は違うのですが、5000円札の顔になっている樋口一葉の作と書いてありました。
「貧しいからあなたにあげられるものは五月のやわらかい若葉と精一杯の愛情だけです。 一葉」。
ついでなので樋口一葉についても調べてみました。
ペンネームの元にもなった貧乏生活
叙情的で美しい文学作品を執筆し、これから作家としてより大成していくと誰もが思っていた矢先、長年の過労から肺結核を患った一葉は、24歳という若さで亡くなります。
困窮にあえぎながらも自身の書きたいものを追求し続け、作家としての人生を歩み始めた矢先のことでした。
実は、「樋口一葉」というペンネームも、困窮した生活を理由につけられたものだと言われています。
なんでも、インドの達磨大師が一枚の葉に乗って中国に渡ったという伝説について、一葉が「私にもお足(銭)がない」と冗談めかして友人に語ったことがその由来だったとか。
ペンネームにも掲げるほど貧しい生活のなか、一葉は同じく苦しみながらも懸命に生きる人々の姿を描ききったのです。
※5月のさわやかな風の中で、生きている幸せを感じてはどうでしょうか?
甘酸っぱい恋の雰囲気を味わいたい方は、ぜひ「小さな恋の物語」(みつはしちかこ作)も併せて二人で読まれると良いでしょう。
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因为我是这么穷,没有送给你什么东西,除了五月的爽风和我的真爱你的心。愿你跟我结婚吗?
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