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351,AIを考える

ある会合で「AI」のことが話題になりました。出てきたものを順不同で書いてみました。参考にしてください。
①AIは、もう人間を超えてしまっている分野もある。物流・倉庫管理 建築業界 自動運転 海洋研究 飛行機・鉄道輸送 そして芸術分野の発想・想像力 教育関係 囲碁や将棋の世界 スポーツトレーニングetc
②AIは、色々考えることはできても、作ることはできない。(冷蔵庫のの食材で何を作れるかは考えられても、実際に料理は作れない。)
③言語変換機のようなAIができたらいいなあ。外国語の学習がもっと楽になる。ただし、文化等の深まりは無くなるが。
④AIを使うつもりが、AIに人が使われるようになる。
ファミレスなどに行くと、全てパネル操作で、人との触れ合いが無くなってきている。料理を運ぶのもロボットが。
店員さんに「あなたは本当によくできたロボットですね」と冗談を言うと、笑って返してくれますね。それも現実のものとなるでしょう。
⑤人類が向かうのは、何処なのか?
AIとの共存で分かって来るのではないか?
以前に見た外国のマンガに、こんなのがありました。人が使わない部位は退化していくので、最終的には、芋虫のようなプヨプヨの生き物が人間、というのがあったが、そうかもしれない。


⑥人は、普段使っているのは脳の3%程度、それ以上使ったらからだの機能が壊れてしまう。脳の過度な命令についていけないのである。長い間にそのように進化してきてしまったので。
(参考:メニュー12,AI(人工知能)を埋める?
⑦原子力発電所で出た処理物など他の衛星や惑星に持っていけない?技術的には可能。
これもAIの想定内のことでしょう。
⑧発展途上国の人々がみんな快適で文化的な生活をしたら、エネルギーも沢山使うだろうから、地球は益々ヒートアップするだろう。「地球は沸騰する」は、現実問題。AIさんに考えてもらいましょう。
⑨AIを政治や裁判に利用したら、物の善悪をはっきり示してくれるだろう。AIには、私利私欲、忖度などないだろうから。ただし、完全に人の介入を遮断しなければ意味がない。
⑩AI、クーロン、遺伝子操作で優秀な人間集団、美的な人間集団、屈強な兵士集団なども理論的には可能。神の領域をどこまで緩くできるかの問題?
⑪論文や作文など学校では禁止と言っているが、実際には歯止めは難しいだろう。個人作品なのか,AI作品なのか判定するのが出来ないだろう。しかも、実社会ではどんどん使われているのだから。
ニュースなども「AIによる自動選択放送で…」国会の答弁書 CM…
⑫子どもの頃、手塚治虫のマンガで、物は全て分子・原子でできているから、一旦、物を原子・分子に分解し、それを電気に乗せて相手方に送る。相手方は、送られた原子・分子を受信装置で組み立てて元のものにする。というのがあった。
 そうすれば、わざわざ、その物を持って届ける必要がなくなる。
ところが、事故や誰かが送電線を切ってしまったら、送られたものはどうなるのか?ましてや送るものが動物や人間だったら、命や魂はどうなっちゃうのか?子どもながらに考えさせられた。もうそういう時代になってきつつある。

⑬連日の猛暑、エアコンなしでは過ごせない。でも、大人は良いが、子どもにとっては、今身につけるべき暑さへの対応力がつかなくなってしまうのでは?AI君は、どう答えるか?
 私たち団塊の世代は、長生きで比較的若い。それはなぜか?戦後間もない子どもの頃、物資がなく、食べ物も少なく、遺伝子の中に「長生きするように」と刷り込まれてきているからでしょう。裕福で豊富な食べ物、快適な生活そんな中にばかりいたら、長生きはできない。でしょう?AI君?


⑭AI君に「美味しいお肉を考えてくれ」と頼んだら、「それは、お前だ!」と言われた。人間の肉に近い動物ほどおいしいのなら、人間そのものが一番おいしいということか。
⑮これからも地球の人口が増えていくと、AI君は、言うだろう「食料が足りない。太陽光を浴びて光合成ができる植物のように、皮膚に葉緑素を埋め込み、自分で自分の栄養は確保せよ。あるいは亡くなった人を無駄に火葬するな。干物にして食料にせよ。…こうして人類は、カエルのように緑色の肌となっていった。」さもありなん。


⑯AIさんが地球を支配したら、人の扱いはどうなるのだろうか?ただの動物扱いかな?厄介な奴らだと思うんだろうな。
⑰今は、AIに人間が組んだプログラムを与えているが、AIが独自で考えるようになるとどうなってしまうのか分からない。人間は、邪魔ものとしてまず最初に消されるかもしれない。
⑱時間と空間を超えて、宇宙開発にもっと使われるだろう。
⑲深海、あるいは地球内部の探索研究にも使われるだろう。
⑳医療分野でもっと活躍できる気がする。
㉑AIと生身の人とのハイブリット人間が出て来るかな?

※皆さんも機会があったら、AIについて考えてみませんか?
考えられることは、ほぼ実現するでしょうから…。

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12,AI(人工知能)埋める?

頭に人工知能を埋める前に

 「進君!進君!待ってよ!」…
「太郎君、早く来てよ。」
「進君!待ってよ!」
「進君!どうしたの?走るのが急に速くなったね!今まで遅かったのに…、本当は、速かったんだ。」
休み時間に校庭に走り出す進君を追いかけた友達の太郎君はびっくりしました。
「人が変わったみたいだよ。」
「本当に進君なの?」
 「先生!はい!」「はい!」
教室では、進君が積極的に手を挙げ、先生の質問に大きな声で答えていました。
先生は、いつものように「進君には答えられないだろうな。」と思っていたのでびっくり。
「進君、正解だよ。すごいね。」クラスのみんなも驚きました。
「今までの進君と違うみたいだ。」
「本当にあの進君?」
それ以来、進君は、みんなのあこがれの的になりました。
どうされました?
 実は…、三日前、進君は、お父さんとお医者さんに行きました。お父さんは、お医者さんに、進君の頭にAI(人工知能)を埋め込んで欲しいと頼みました。
それは、進君があまりにも発達が遅れていると思っていたからです。
お医者さんは「出来ないことはないですけどね、お父さん、人の発達はそれぞれ差がありますよ。周りと比べたらきりがありませんよ。」
「いや、何が何でもやってもらいたいです。先生は、あの子のことが分かっていないからそんなことが言えるんですよ。普通の子だったら頼みませんよ。ぜひお願いしますよ。この通りです。」深々とお父さんは頭を下げました。
この通りです
「お父さん、お金もかかりますよ。」
「先生!お金の問題じゃありませんよ。お願いしますよ。先生!」
「うーん、そうだなあ。」
先生はしばらく考えてから
「じゃあお父さん、これはどうですか?最初からAIを入れるより、脳の働きを活性化させる薬を、まず飲ませて様子を見ませんか。
どんなに賢い人でも脳の一部しか使っていないのですから、それを活性化させるだけでも違いますよ。
AIは、最終手段ということでどうですか?」
「えっ?そんな薬があるんですか?私も使いたいです。」
「何を言ってるんですか、おとうさん、進君だけですよ。」
「はい。」
「それじゃあ、お父さん、お薬ということで良いですね。」
「はあ、はい。」
「それでは、今から調合しますのでしばらくお待ちください。」
待合室で、お父さんは、進君に「先生が頭の良くなる薬を作ってくれるそうだよ。」
「じゃあ、お父さんも飲んだ方が良いね。」
「今回は、お前だけだ。効果があったらお父さんの分も先生に頼むかな。」
「お母さんもだよ、お父さん。」
「ああそうだな。」
 呼ばれて診察室に入ると、先生が進君に「これは脳を活性化させる、つまり脳の働きをよくする薬なんだが、飲んだら、たちまちに頭が良くなる薬ではないからね。進君の脳の使い方しだい、考え方しだいなんだよ。分かるかな?」
「はい、何となく…。」
「進君が何かをしたいと考えることが大事なんだよ。そうでないと働かないからね。」
「分かりました。じゃあ、今、家に帰りたいとかでもいいんですか?」
「もちろんだよ。どうする?今、ここで飲んでいくかい?」
「お父さん、僕、ここで飲みたい。家まで待てないよ。」
「お父さんどうですか?」
「はあ、進がそう言うなら、先生お願いします。」
「じゃあ進君、こちらに来て飲んでくれるかな?」
髪の毛のための栄養(2020年08月16日 20時27分) ボディケア&イヤーエステ アンリグールブログ | EPARKリラク&エステ
僕も自動で動けるといいなあ。疲れないし
 それ以来、進君は、自分の意思を持ち、色々なことに積極的に取り組みました。やることなすこと上手く行き、お父さんもお母さんも大喜びでした。

 ただ、食事の量が増え、すごく疲れやすくなったようで、学校から家に帰ると、もう眠そうな感じでした。
 お父さんは、お医者さんに、お礼と進君の様子を報告がてらそのことを訊ねてみました。
「お父さん、分かっていらっしゃると思って説明が不足していましたが、脳が活性化すると、そこから指令を受けた身体の様々な部分が活発になります。時には、そのものの限界を超えることもあります。

例えば、もっと速く走りたいと思ったら筋肉に無理な命令を出しますから、足が壊れてしまうこともあります。

今の量の薬でも本人の気持ちが極度に強かったらその可能性がないとも言い切れません。AIの脳だったら進君は死んでいたかもしれませんね。」
「えっ?そうなんですか?じゃあ、先生これからはどうしたら良いですか?」
「今のままでもうしばらく様子を見ましょう。」
「そんなことで大丈夫なんですか?効果を弱める薬はないんですか?」
「有りません。」
「そんな、先生そういう薬を作ってくださいよ。」
「大丈夫です、絶対に大丈夫です。」
「先生、どうしてそんなことが言えるんですか?」
 「実は…」
「実は、何ですか先生?」
「実は…お父さんだけに言います。約束してください。進君や奥さんには絶対に言わないと。」
「はい」
「守れますか?」
「約束します。」
「実は、あの薬は、ちょっと値段の高いスタミナ剤だったんですよ。」
「えっ?騙したんですか?どういうことですか?」
「騙したわけではありませんが、進君を見たときに、進君に必要なのは、薬より自分で何かをやろうとする意思、意欲だと思ったんですね。

ですから本人は薬の効果だと思っているかもしれませんが、それは進君が意思を持って行動することが出来るようになったということですよ。」
「先生!それは…どういうことなんですか?」
「お父さん、進君には、もともとそういう能力があったということなんですよ。

ですから、ただのスタミナ剤と知ったらがっかりして、また元に戻ってしまうかもしれません。なので、お父さんの胸の内にだけ仕舞っておいてください。」
「はあ、はい、先生、分かりました。食事も睡眠も心配いらないですね。」
「よく頭と身体を使っている証拠ですよ。安心して見守ってください。」
「先生、ありがとうございました。」
 お父さんには内緒だが、実は、お医者さんは脳活性化の薬を少しは使っていました。その薬は徐々に体内から消えていくものでした。

お医者さんは、今度、またお父さんが来たらどんな策を取るのでしょうか?
さあ次はどうしようかな?

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